篤、古川結婚式
2004年9月11日




 恐らくこれは、私にとって2004年の最も素晴らしい思い出になるであろう。長野までアツシ、フルカワ結婚式に行ってきた。あまりに沢山面白いことがあったので、どこから書いていいのか分からない。まあ、思いつくままに書くこととする。また、今さら「チカチャン」とは呼べないので、旧姓「フルカワ」と表記することとする。

 行きは、例の如く深夜に車で出発し、明け方に「信州健康村」という24時間やっている温泉施設に到着した。ここで風呂に入り、仮眠をとった。仮眠を取っていると、突然新潟県職員タザワから電話があった。以下その抜粋、

「あのー! 寝坊したんでぇ!! タクシーで行くんでぇ! 迎えに来なくていいです!」
自分に対する怒りであろうか。


結局彼は披露宴からの参加となる。

 その後、私たちは式場である信州松代ロイヤルホテルに向かった。皆、短パンやサンダルなど、およそこれから結婚式に向かうとは思えないような格好でホテルに乗り込んだ。一応正装になって落ち着いていると、新郎新婦が現れた。非常に美しい姿に感動して皆で写真を撮っていたが、最も張り切っていたのがこの男、なぜか背後から撮る。


後ろから激写するシゲオ

 結婚式での最も印象に残ったのは、フルカワの父の悲痛な表情であった。その表情を見て、私は思わず泣きそうになってしまった。父にとっては「娘を奪われる」といった感覚は消せないであろう。もし人間が理性的生物でなければ、ここで死闘が起こるに違いない。そして、それとは対照的に自分に酔うシビルミニスター。


左:チャペルに登場するフルカワと父         右:自分に酔うシビルミニスター

 披露宴では、新郎の同期男は一箇所に集められ、自称「汚物」と呼びつつ無駄に騒いでいた。新郎新婦は、まるで結婚式場のカタログのような美しさで、笑顔を振り撒いていた。印象的だったのは、峯村家の明るい家族達である。アツシの父、母、叔父、叔母がわざわざ「汚物」席に乾杯に来て、それぞれ面白いことを言って帰っていった。アツシの兄弟も仲良さげで楽しそうであった。対照的に、フルカワの弟は非常に真面目そうな青年であった。

   
左:写真小僧達  中:ケーキ入刀  右:余興の八木節

 二次会は、ホテルの中にあるカラオケルームっぽいところで行った。二次会の運営は同期に任されていたため、みんなかなり気合が入っていた。みんな自己表現のはけ口として二次会を位置付けている様子だった。

イラハ:滞りない司会
タザワ:絶妙なBGMによる演出
シゲオ、ミヤチ:マシンガンズ
イワオカ:変態衣装
ダケデ:ダケデクイズ

等々。二次会が進むにつれ、なんとなくフルカワの表情が暗くなっていく気がした。ちょっとやりすぎであったろうか。

   
左:司会イラハ  中:新婦への手紙  右:プレゼントされたエプロンを着けるフルカワ

 三次会まで終わった後、部屋に戻った。私の部屋のメンバーはイラハ、ダケデ、ミヤチ、私であった。ミヤチは酔っ払っており、若干だるい状態であった。ミヤチは何を思ったか、シゲオを呼び出した。シゲオはすぐに来て、ミヤチの布団でくつろぎ始めた。ミヤチは「俺の布団で寝るんじゃない!」怒り、シゲオのカップめんをこぼすなどしして暴れたところ、シゲオに騙されて部屋を追い出されてしまった。彼は結局サクモトの部屋に行き、ソファーで寝ることになる。

 次の日、戸隠にある「ちびっこ忍者村」に行くことになった。かなり本格的なアスレチックである。アツシ、フルカワによれば、かなり面白いとのことであった。そして、新郎新婦も一緒にいくことになった。彼らは、昨日とは打って変わって、ごくごく普通の格好をしており、昨日の晴れやかなひと時が夢のように感じられた。

 ここで私たちは、この旅最も凄い現象を目の当たりにすることになる。たまたまカンダが、この貴重な瞬間を映像に収めたので、すでに色んなところで公開されているが、ここでも紹介することとする。

衝撃映像(Aviファイル 2.23MB)



その直後、「ずぶ濡れ」ダケデ英雄を囲う

 その後は、帰路に着いた。長野駅でイラハ、ダケデと別れた。イラハは「いむらや」(甘くてまずいあんかけ中華を出す店)に行きたがっていたが、時間の都合で行けなかった。そんなとき、たまたま別行動していたヤマダイがお土産として「いむらや」のあんかけ中華を買ってきた。

 イラハは、へこんだような、微妙な表情をしていたという。要するに口先では行きたがっていたが、、本当は行きたくなかったのであろう。結局「いむらや」へは、ミヤチと私ふたりで行った。

 「いむらや」で食べたあと、ミヤチは「もっと美味しいものを食べればよかった」と、かなりへこんでいる様子であった。結局他の人に加わって、口直しにカレーを食べた。すると、食べ過ぎとなり、さらに気持ち悪くなった。

 帰り道、途中のパーキングエリアで休んでいる時に、この旅が終わると同時に廃車となるシゲオカーを祝福しようという話になった。車に色々寄せ書きなどして、華やかな感じにしたいなどと言い合い、シゲオも賛同していた。

 持っていた筆ペンを取り出し、私は車に「しげお」と書いたあと、真ん中に「あつし」「ちか」の相合傘を書いた。その後、ボンサンが「ラブワゴン・恋人募集中!!」と書いた。

 それを見たシゲオは「俺の車を便所の落書きみたいにしやがって」と怒りだした。しかも、帰るまでにガソリンを入れるという重大な任務があり、「こんな状態ではスタンドに行けない」と嘆いていた。

 
落書きされたシゲオカー

 シゲオはかなり本気で消したがっていた。次のサービスエリアでは、車にペットボトルのウーロン茶をかけてタオルで擦ってみた。しかし、全く消えない。そんな時、ボンサンが「伊藤家の食卓」で「書いたペンでもう一回なぞってすぐに消しゴムで消せば消える」という情報を提供した。さらに私が便所から手洗い用石鹸をコップで汲んできてシゲオの車にかけたりした。

 どちらもそこそこの効果があり、四苦八苦後、なんとか消えた。この後は、本格的に帰路に着く。

 そろそろこの旅も終わる。結局この後必死で運転して、家に帰ったのは夜中の2時半であった。そして、三日かけてだらだら書いたかつてないこの「つぶやき」も終わる。かつてない気合の入れようであろう。思ったことは、この代の同期でよかったということである。なぜ集まるだけでこんなにばかばかしい事件が多発するのか。ともあれアツシ、フルカワの幸福を心より祈る。
(写真及び動画は一部イラハのHPより流用)

 

  

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