春風をたどって 続編
3年4組 田どころ ゆう一
この作品は、「春風をたどって」という国語の教科書の作品を読み、その続きを考えるという課題に対して優一が創作した文章です。
「春風をたどって」は、海を見てみたいと思ったリスのルウが、のんびりおっとりのリス、ノノンと出会い、ノノンがかすかに感じたにおいをたどって進んでいくと、鮮やかな青色の花畑に行きつき、本物の海に思いをはせるという、素敵なストーリーです。優一が作ったその続きは、笑いあり、手に汗握る危機があり、予想もしない展開に驚かされます。最後の方は、屋久島で縄文杉を見に行った影響を強く受けた感じがしてほほえましいです。
※誤字・脱字の修正や、読みやすくするための改行を、私の判断で変更しているところがあります。
次の日、ルウはたびに行くときめました。そのためごはんをさがすとちゅう、きのう友だちになったノノンを見かけて思い出しました。そしてノノンに話かけました。
「ノノン。」
「わあ、びっくりした、ルウ何。」
ノノンがおっとり言いました。ルウはこう答えました。
「きのうの花畑みたいなけしきを見にいきたいの。でもぼく一人じゃ」
「分かった、ぼくも行けばいいんだね。」
ノノンが分かっているようにのんびり言いました。
その後、ごはんの木のみをいっぱいとって、午後に行きました。そしてルウはノノンに言いました。
「つぎは海を見たいね。」
ところがノノンはむごんではなをうごかしています。
「なんかいいにおいする。」
ルウがノノンにいいます。
「うん、なんだか、かすかに、やき肉のにおいがする。」
そのむこうにあったのは町、とかいでした。そこにやき肉やがありました。ルウはだんだんおなかがすいてきました。ルウはかってに肉やがあるどうろにとび出しました。そして車がよこから来て、ききいっぱつでじこにあうところでした。
ぶじ、やき肉やについてやき肉をぬすんでノノンといっしょに食べました。かんぺきにやけてるちゃ色、おいしそうにペロリと食べました。
その後、また歩きはじめて、つぎは、なんてきれいな池。ルウは体がかってに動いて池にとび出しておちました。ルウはおよげないです。ノノンがたすけようとしたとき、魚がルウをたすけました。
「ありがとう。名前は?」
「こい」
と、こいが言いました。
「こい、ここらへんにきらきらかがやいてる海はない?」
ルウがこいに言います。
「あっちの山をのぼると海があるよ。」
こいがルウとノノンに言います。
ためしに車にとびついて山の近くまでいきます。山につくとそこには、あんないリスがいました。ルウたちはあんないリスについていきます。かんばんにきょり二十キロと書いていました。時間は丸一日かかります。ルウは一キロのところでつかれました。ノノンは三キロでつかれました。あんないリスは十キロでつかれじごくのようになりました。ですが体がかってに動いて気づいたら十五キロあるいていました。二人はげんかいに見えます。そしてついにたどりつきました。ルウの目はキラキラかがやく青になりました。ルウはびっくりして体が動きません。
「すごっ……こんなのはじめてだ。歩きはじめて十時間たってようやくだ。」
ルウは海をながめながらねむりました。