けんかの強い妹

田どころ こう一ろう



 妹のとくいなこうげきは、キックです。
 だから、だれかとたたかうときは、きっくのほうが、ぱんちよりも、じょうずです。
 たまには、とびげりをしたり、回しげりをしたりします。
 妹は、ようちえんで、たたかいごっこをしています。
 小林くんと、いう人もいっしょにたたかいごっこをしています。
 小林くんと妹は、前は、いっしょくらいだったのに、このごろは妹がもも組の男を、ぜんいんあい手に、してたたかって かちます。ぼくも、たまに まけます。
 ぼくは、あれでも妹なのかなと思いました。
 このごろ妹は、中国けんぽうをならっています。
 前は、ぼくは妹とたたかうときは手をなしでやっていましたが今は、手足をつかってしまいます。(中略)

 妹のたたかうまえに、いうことばは、
 「オルルラーしばいたろか」
です。
 妹は強い子にそだったなあとおもいます
 

この作文は、私が小学校二年生のときに「たのしいかぞく」というテーマで書いた作文です。現存する私の作文ではおそらく最古のものでしょう。この作文をみんなの前で朗読したとき、かなりウケた記憶があります。私自身もみんなを笑わせてやろうというのがあったので、嬉しかったです。まさに、「つぶやき」の原点とも言える作品だと思います。

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