2012年
12月のつぶやき
12月28日 今年一年を振り返って
もうすぐ2012年も終わる。今年はまる一年、家族と共にインドネシアで過ごした。季節感の無い国のため、なかなか一年が巡るという実感が湧かないが、とりあえず一年を振り返ってみる。
今年は、家族でバリ島、ドイツに旅行し、また、明日からはバンドゥンに旅行に行く。日本にいてはなかなか行けないところに行けるのが、楽しい。そんな中、日本旅行をしてみたいと思うときもあるが、それは日本に帰ったときに取っておいて、今は今しか出来ないことをしようと思う。
仕事はとりあえず順調だと思っている。来たときは、周りの人から「インドネシア語上手いね」と言われていたのが、最近は「お前インドネシア人やろ?」になりつつある。まあ、褒め言葉として受け止めることにしている。周りの人からは、あたかも元々喋れると思われている様だが、実は全く違う。元々心配性の性格で、知らない国に住むことに対する不安から、必死になって勉強したのである。あとは、とにかく場数を踏まなければと、現地人と色々喋っていたのであった。
サチコは、順調に育っている。どんどん面白くなっている。幼稚園に行き始めてからは、知らない歌を歌ったり、言葉の数も増えている気がする。来年は柔道を始めさせようと思っている。
非常に取り留めのない内容になってしまった。やはり、季節感の無いせいであろうか。とりあえず問題なくやっている、という内容だけで、それ以上のものが無い気がする。ぬるま湯に浸かっている感じがして、少し危機感を抱いている。
ともあれ、よいお年を。
12月25日 すりかえ仮面
下にも書いたとおり、サチコは「おかあさんといっしょ」の中の「すりかえ仮面」というコーナーが好きである。サチコは一日何度も、妻と共に、「すりかえ仮面」の一部始終を演じている。一方私は、「おかあさんといっしょ」を見る機会が殆ど無いため、それがどのようなものかよく覚えていない。
今日、本物を見てみようということで、三人で「すりかえ仮面」のビデオを見た。内容は、「すりかえ仮面」なる怪しい二人組みが現れ、子供たちに紙芝居のような絵を見せる。その後、その絵の一部を別のものにすりかえて、その内容を子供たちに当てさせる一種の間違い探しである。
驚いたのは、妻と娘が演じている「すりかえ仮面」のセリフが、一言一句違わず合っていることであった。そしてそれは、「すりかえ仮面」も、すりかえる内容以外は一言一句違わず同じ演出をしているということになる。
もうひとつ驚いたのが、すりかえる内容である。今回は、公園の風景の絵であったのだが、すりかえられたのはなんと、何気なく歩く通行人のダウンジャケットがロールパンにすりかえられていたのである。前回見たときは、ログハウスの木の一部が電池にすりかえられていた。
実にシュールな「すりかえ仮面」。何度も見ていると、癖になってしまいそうである。
12月23日 平清盛
NHK大河ドラマ「平清盛」が今日で最終回であった。「平清盛」は序盤から評判が悪く、視聴率も過去最低だったというが、私は好きであった。映像が汚いと言うが、そういう描写も含めて迫力のある映像だと思っていた。青年時代の高揚感から、後半の不気味な下降曲線を辿る平家の雰囲気も実に面白いと持った。そして、今日の平清盛の壮絶な死の描写は、妻と共に驚嘆の声を上げると共に爆笑した。
後に、このドラマが再評価されることを望む。
ところで、私たち夫婦の好みは、どうも世間一般のそれとは違うようだ。私たち夫婦は、「梅ちゃん先生」が嫌いであった。毎朝、SMAPの下手くそな歌が流れるたびに文句を言い、その平坦で薄っぺらい(と私たちが感じた)ストーリーにも不満を述べあった。一方で、「梅ちゃん先生」は視聴率20%を超える快挙を挙げる。
私たちは、現在NHKしか見れない環境であり、朝ドラと大河ドラマは重要である。来年の「八重の桜」に期待する。
12月20日 価値観の違いについて
今日、妻が「クリスマスツリーを買いたい」と言った。妻が欲しがっているのは、身長位の高さがあり、割と値段も高いタイプらしい。
私は、難色を示した。別に、もっと安くて小さいもので十分ではないか。一年のうち数週間しか飾らないもののために、そんなに金をかけるのは勿体無い。また、日本に本帰国することになったら、そんな大きなクリスマスツリーをしまうスペースは無いであろう。私は頭の中で、クリスマスツリーの値段をインドネシアに滞在するであろう年数で割って、クリスマス一回あたりのコストを計算していた。
しかし、妻は譲らなかった。最後には、ここで私の反対に屈して小さいものを買ったら、クリスマスが来る度にこのことを思い出して後悔するであろうと言った。これ以上反対したら、お互いが不幸になるであろう。幸いにも、現在はそれほど経済的に苦しいわけでもないので、それならば妻の好きなものを買っていいよと言って、話は終わった。
話が片付いた後、妻と価値観の違いについて総括した。私は、旅行や本など、自分の経験や知識を増やすことに関しては、割とお金をかけても気にしない。一方で、快適さの向上については、あまり興味が無い。会社では、どの役職になれば出張でビジネスクラスに乗れるとか、どの車の乗り心地が良いとか言う話で盛り上がるが、私には全く興味が湧かない。飛行機も車も、単なる移動手段であり、移動さえ出来れば何でもいい。ビジネスクラスに座ることで、狭い空間でじっとしていなければならない苦痛がほんの少し軽減されたからと言って、それが何になろう。それよりも、その退屈な飛行機の中で読む本を準備することの方が重要である。
妻は、家の中の生活に豊かさと潤いをもたらすことについて重要視しているようである。妻は、10月にドイツに行って大金を使った私が、何故クリスマスツリーでこんなに難色を示すのか、理解に苦しむと言っていた。
私はドイツの方が全然いいじゃないかと思ったが、これは価値観の違いだから仕方が無い。
12月19日 ハリーポッター読了
ハリーポッターの1巻(Harry Potter and the Philosopber's Stone)を読み終えた。英語の本を読むのは初めてだったので、達成感がある。結局1ヶ月半くらいかかった。
最初は、分からない単語をいちいち調べて、本に書き込んでいた。一日1ページ読むだけでも疲れてしまい、このペースだと読了するのに1年くらいかかるのではないかと心配した。しかし、読み進めるうち、本当に頻出する単語や、どうしても気になる単語以外は調べなくなった。英語の本を読んで身についたのは、「知らない単語があっても気にしないで読める能力」や、「理解できない文章があっても気にしない能力」かもしれない。もしかしたら、「読んだ」という満足感だけで、何も理解していないのかもしれない。
このまま第二巻を読み始めた。せっかくだから最後まで読んでやろうと思っている。しかし、本屋に行けば、巻を重ねるごとにどんどん本が分厚くなっている。5巻以降は、本がレンガのようである。いつまで読み続けることが出来るだろうか。
12月9日 柔道の試合
今週の土曜日は、柔道の試合に出場した。
私は、昔から試合が苦手である。会場に行けば、見る人が全て強そうに見え、怖くなってしまう。それでも、せっかくの機会だから出場した。
試合は、開会式後の一試合目であった。そこで、あっけなく一本負けしてしまった。妻子も応援に来てくれていたのに、情けないと思った。
非常に悔しいと思った。柔道の才能の無いことは昔から分かっているが、それでも中学高校時代はそれなりに本気で打ち込んできた。改めてトレーニングをしなければならないと思った。そして、高校時代までついに持つことが出来なかった、一本を取れる投げ技の技術を身につけたい。
12月2日 サチコ
親バカで申し訳ないが、久々にサチコのことを書きたい。
○NHK「おかあさんといっしょ」の「すりかえ仮面」が大好き。タオルをマントみたいに覆って「あ!すりかえ仮面よ!」と言ったら、「ターララッタ ターララッタ・・・タタタタタ・・・・ にゃっは〜」と笑うのがたまらなく可愛い。
○私の作る広島焼きが大好き。「美味い?」と聞くと、「うめ〜」と答える。
○最近、下痢をしており、妻が「サチコうんち出た?」と聞くと、「うんちない!」と答えるが、オムツにうんちが入っていたり、「うんちした」と言っても何も無かったりする。
○歌が大好きで、大声で童謡とかトトロとかを歌いまくる。音程も歌詞も結構正確。そのうち、全く滅茶苦茶な歌詞を機嫌よく歌う。
○私がリコーダーを吹いていると、ソプラニーノを持って一緒に吹く。指はまた動かせないが、私の吹く隣のトトロの「さんぽ」に合わせて、リズムだけは合っている。
○干されている洗濯物を指して、「これはさっちゃんのふく、これはとーちゃんのパンツ」などと言う。10年後には触ってすらくれないだろうが。
topへ