2013年
10月のつぶやき
10月29日 耳鳴り
ここ二日、また耳鳴りが酷い。耳鳴りと耳の詰まり、そして、それに付随して車酔いの感覚、集中力の欠如、そして仕事のやる気が出ないなどの症状が出ている。この症状がメニエール病なのかどうかはよく分からないが、とにかく耳障りである。
これまでの経験から、酒の飲み過ぎ、睡眠不足、仕事のしすぎなどでこの症状が発生し、早く帰って、ランニングをして睡眠をたっぷりとることで軽快するということがなんとなく分かっている。面倒な病気ではあるが、この病気のおかげで耳以外は逆に健康になったのではないかとも思う。
しかし、今回はちょっと長引いている。早く治ればいいのだが。
10月22日 インドネシア語
最近、インドネシア語が世界の共通語だったいいのにと思う。普段から仕事で話して慣れているのもあるのかもしれないが、少なくとも英語よりはるかに簡単である。以下、英語に対する愚痴を列挙する。
まず、一番の問題は、単語の綴りを覚えても、読み方が分かるとは限らないことである。他の言語では、綴りか発音のどちらかが分かれば、もう一方も容易に推測することが出来る。しかし、英語の場合は、綴りと発音の両方を別個に覚えなければならない。こんな面倒な言語は、むしろ珍しいのではないか。
また、英語は変形を覚えるのが面倒である。I, my, me, mine とか、中学で叩き込まれたから問題ないものの、大人になって初めて勉強しようとしたら、これを覚えるだけで一苦労であろう。インドネシア語は、全部 saya である。
そして、私が最近思う英語の問題点は、自動詞と他動詞の区別が曖昧なことである。例えば stop という単語は、「止まる」という意味であり「止める」という意味でもある。どちらの意味になるかは、前後から推測するしかない。一方インドネシア語は、他動詞化したければ、後ろに kan をつければよい。日本語もこれは厳密に区別されている。
その他、三人称単数のみ動詞に s をつけるとか、母音で始まる名詞の前の the は「ジ」と発音するとか、引っ掛け問題のような法則が多い。もちろん、間違えたからと言って、意味が通じない訳ではないのだが、こういうのを指摘されるのは、誠に感じが悪い。
語学というのは、余計なことを考えず盲目的に学ぶのが最も近道だと思う。ただ、英語が論理的なことを表すのに向いているから、世界共通語なのだといった考え方は違うと思う。同じことを日本語でもインドネシア語でも表現できるし、文法の論理的整合性から言えば、インドネシア語のほうがしっくりくるのである。
10月20日 サチコ運動会、Voiceリコーダー編曲
今日は、サチコの幼稚園の運動会であった。
今年からは、親と子供の座る場所は別々となった。両親と別れた後、遠目にサチコが泣いているのが確認された。サチコは、どちらかと言えばインドア派で、お世辞にも活発な子供とは言えない。「あまちゃん」のヒロインが「地味で暗くて個性も協調性も・・・」みたいなことを言っているシーンがあったが、なんとなく当てはまる感じがする。まあ、親も親だから仕方ないのだが。
サチコは、徒競走に出場していた。そういえば、家の中で、クラウチングスタートをしてぐるぐる走り回っていたし、毎週柔道で走っている。これは1位になるのではないかと、密かに期待していた。
しかし、サチコは、スタートした瞬間、のんびりゴールまで歩いており、がっかりした。
結局、サチコが輝いていたのは、最初の「だんごむし体操」というダンスだけで、あとはあまり活動的でない運動会であった。
家に帰ってからは、前日に楽譜を書き上げた「Voice」の多重録音を行い、完成させた。
「完成」というのは、凄くいいのが出来て大満足、という瞬間ではない。これ以上はもうムリだから諦める、という状態が「完成」である。とりあえず出来た後、妻に聴いてもらい、テンポがおかしいところなどを修正し、どうにもならないところは放置して、「完成」である。
ここのところ、サチコが気に入った曲をリコーダーで吹くということで、やたら創作意欲が高い。完成させる度に、しばらくはのんびりしたいと思う。ともあれ、ヒマな方は聴いてみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=18grnTXq7mc
10月17日 Voice
Perfumeの「Voice」という曲をリコーダー編曲しようと、ここ2週間位ずっと没頭している。妻と娘がやたらはまっており、私もPVを見てはまってしまった。ピタゴラスイッチの「スーレスレ」みたいなことを当たり前のように踊りながらやっているところに、Perfumeのダンスの精巧さを垣間見る気がした。
http://www.youtube.com/watch?v=18grnTXq7mc
音楽的にも、ペンタトニック音階に完全5度のハーモニーを重ねた、和風のメロディが印象的で、リコーダーで吹いても合うのではないかと思う。
ということで、通勤の車の中ではVoiceの原曲やカラオケ版、ピアノ編曲などを延々と聴き、曲の分析に努めている。しかし、元々耳コピできるようなスキルは無く、聴けば聴くほど分からなくなってきて、非常に混乱してきている。
そして、今は、常に「Voice」が頭の中を流れている。早く完成させて解放されたい。
10月16日 犠牲祭
昨日は、犠牲祭の休日であった。「Potong kambing」とも言われるこの日は、モスクで山羊や牛を屠殺し、皆で分け合う。
私は、ちょっと見てみたいと思い、サチコを連れて散歩をした。家畜を屠殺する場面というのは、日本では殆ど見ることが出来ない。それを行うことが野蛮だというのは間違っている。動物の肉を食べているからには、動物を殺す場面を見る必要があるのではないかと、なんとなく思っていた。むしろ、見ないほうが不自然で異常なことなのではないかと思う。
家の裏の路地に入れば、小さなモスクがあり、そこで犠牲祭が行われていた。すでに屠殺は終わっており、路上では、山羊がぶら下げられて皮を剥がれている最中であった。男達は、割りと手馴れた手つきで、どんどん肉を処理していく。
サチコは、最初はびっくりした様子だったが、そのうち、真剣な表情でそれを見守っていた。私は、「山羊さんありがとうってことなんだよ」と教えてあげた。
10月15日 ベトナムへ
先週は、ベトナムのホーチミンに出張に行っていた。初めての海外出張である。ベトナムの印象は、よかった。駐在員の方に食べさせてもらったベトナム料理は、とても美味しい。最終日の土曜日、飛行機まで時間があったので、近くの伝統市場までふらふら散歩した。
ホーチミンの雰囲気は、日本とインドネシアを足して2で割ったような感じであった。顔立ちは日本人に近く、町並みもインドネシアほど混沌としていない。そのぶん、南国の陽気さや人懐っこさもインドネシアほどではない。
貧富の差は、インドネシアほどではないように感じた。物乞いも見かけないし、ランボルギーニなどの高級車も見かけない。それがこの国の独特の穏やかさをかもし出しているように思えた。社会主義国であることと関係があるのだろうか。
歩いていると、後ろからバイクに乗った人に話しかけられた。どこから来たの?という。日本から、と答えると、日本語で書かれた紙切れを取り出して、私は日本人の人をたくさん知っている、みたいなことを言った。
まさに、地球の歩き方に書いてあった通りの人がいたことに、ちょっと感動した。何人かの日本人に親切にして紹介状みたいなものを書いてもらい、それを見せて安心したところをぼったくるらしい。「グッバイ」と挨拶したら、いなくなった。
伝統市場はまだ閑散としていた。そこで、家族用のお土産を買って、また歩いてホテルまで帰った。
10月3日 メニエール病分析
8月にジャカルタに戻って以来、メニエール病分析のために毎日記録をつけている。記録内容は
・就寝・起床時刻
・酒量
・薬
・ランニング時間
・万歩計の歩数
・症状(耳鳴り、詰まりは3段階評価、総合で5段階評価)
・その他特記事項
などである。まあ、病気を治したいのもあるが、元来こういう分析をするのが好きなのである。そして、これらのデータから、ある程度相関が認められたものがなんとなく見えてきた。
・ソフトボールをした後に悪化する。
・酒を飲みすぎると悪化する(目安はビール3本相当以上)
・ドリアンを食べると耳鳴りが酷くなる
・薬を飲むと悪化する
・ランニングをすると軽快する
悪化する原因は、実はよく分からない。ただ、悪化するタイミングが日〜月曜日にかけてであり、そのタイミングで、酒を飲んだり、ソフトボールをしたり、ドリアンを食べたりしているのである。薬については、めまい発作まで発生しており、ある程度関係があるのではと思っている。特にステロイドがよくないのではと、思う。
ランニングについては、かなり効果がありそうだ。ちょっと悪いなと思ったら、ランニングをして早く寝れば、次の日はほぼ軽快している。
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