2018年
1月のつぶやき
1月27日 リコーダーコンサート
今日は、ジャカルタリコーダーアンサンブルのコンサートであった。例年はクリスマスの時期に行っているが、今年は新しく入った方も多く、少し遅れて「新春コンサート」ということになった。
家族で参加する予定だったが、サチコがインフルエンザを発症してしまい、私以外は家にいることになった。サチコは、すでに予防接種をしているためか、症状は軽く、一見すると普通に元気だが、インフルエンザとなると、外出するわけにはいかない。ちなみに、私以外の家族はみな予防接種済みであり、私のみ感染しないよう別の部屋で寝ることになった。
朝9時に集合し、会場設置、リハーサルを行ったあとは、恒例の昼食であった。メンバーの方々が美味しい料理を大量に持ってきてくださり、お腹いっぱい食べて、余った料理は各自持ち帰り、はぁお疲れ様でしたという雰囲気になったところで、本番である。
演奏会は、楽しかった。やはり、アンサンブルは楽しい。一体になったような感覚が、好きである。アンサンブルのほか、お客さんにもリコーダーを吹いてもらったり、パネルシアターに合わせたり、リコーダー以外の楽器(トランペット、篠笛、インディアンフルート)を披露したり、盛りだくさんとなった。
終われば、心地よい疲れがどっときた。今日は良く寝られそうだ。
1月26日 けん玉割引
工場の近くに、ニロクという広島焼きの店があり、毎月26日は「ニロクの日」ということで、けん玉割引をしている。会計の際に、けん玉チャレンジをして、大皿に載せると10%引き、剣先に入れると50%引きとなるらしい、ということで、会社の人たちと行ってきた。
ここのお好み焼きは、美味しい。かつては、ジャカルタにあり何度も通っていたが、移転してからは滅多に行っていない。鉄板焼きやらお好み焼きやらを食べながら大いに飲み食いした。
会計の際、持ってきたけん玉は、日本けん玉協会の公式けん玉よりも、小さく、難しそうであったが、なんとか一回で剣先に入れ、50%引きとなった。ひとり3000円くらいの会計が1500円程度で済んだ。
こんなことを毎月やっていたら、そのうち店に入れてくれなくなるのかもしれない。
1月21日 柔道試合
今日は、子供たちの柔道の試合があり、サチコも参加した。この大会に参加するのは、初めてである。階級は、小学1〜3年生の部の一番軽い、27kg以下である。サチコの体重は18kgくらいであり、体重の割合から言えば、60kgの人が90kg以下級に出場するような感じであろう。
この階級へのエントリーは、3人だけであり、トーナメントではなく、総当り戦となった。と思ったら、4人に増えた。間違えて男子にエントリーされた子が、入ってきたのである。よって、試合数は3回である。
サチコの結果は、1勝2敗であった。初戦は上記の子であり、サチコと同じくらいの体格であったが、少し揉み合った後、大外刈りで一本負けであった。第二戦は、サチコよりもはるかに小さい、幼稚園生と思われる子であり、サチコが横四方で押さえ込んで一本勝ち。第三戦は、毎週の練習にも来ている、アイニーという女の子であったが、彼女はケタ違いに強く、瞬殺であった。アイニーは、全員を瞬殺し、優勝。
それでも、3位ということであり、表彰台に立ち、表彰状をもらった。しかし、表彰状は使い回しと言うことで、表彰台で授与されて写真を撮った後、回収され、次の階級の表彰式に使われた。
かなり久しぶりの試合であったが、良い経験だと思った。緒戦では、豪快に投げられて泣いていた。第二戦では、勝って当然の試合ではあったが、私を含め周りの人も温かく祝福してあげた。第三戦では、最初から負けるつもりで試合をしていたために、私は怒った。人はすぐに変われるものではないが、酸いも甘いも一度に経験できるのは、決してマイナスにはならない。
ちなみに、サチコと一緒に練習に来ている、男の子3人組みも、見事に優勝、準優勝、三位を独占した。彼らは、柔道をする感覚や闘争心を身に付け始め、試合らしくなっている。
1月14日 にじ
去年、ロンボク島で車で空港に向かう途中、サチコがなにやら歌を絶叫していた。「♪きっとあしたはいい天気」といった曲で、何度も歌っていたので、耳に残った。いい歌だな、とも思っていた。後に、この曲は「にじ」という、子供向けの歌で、後に熊本の復興支援ソングとして、コロッケが歌っていたことなどを知る。
話は変わるが、2週間後に所属しているリコーダーアンサンブルのコンサートがあり、先週の練習の後、急遽この「にじ」をやるという話になり、簡単なアンサンブルとして編曲することになった。会社から帰ってきて、少しずつ編曲を進め、昨日の練習にはなんとか間に合った。せっかくなので、サチコにも歌ってもらった。
ロンボクの車の中のように、元気に歌って欲しかったのだが、ませてきたのか、「美しい歌声」で歌おうとするが、仕方が無い。とりあえず、こうやって父と遊んでくれるのはあと何年であろうか。
↓にじ リコーダー3重奏+サチコの歌
https://www.youtube.com/watch?v=nBpWTE9CsEU
1月14日 明石焼き
今夜の夕食は、明石焼きであった。サチコは、私の作る明石焼きが大好きで、月に一回くらいは作っている。材料は極めてシンプルである。材料は小麦粉、片栗粉、卵、だしの素、醤油。つけるだし汁は、昆布だしと醤油のみである。
サチコは、大変お気に入りで、たくさん食べた。そして宿題の絵日記にも明石焼きの書いていた。絵日記を読むと、「おいしくて、五個いじょうはたべたような気がしました」と書いてある。
たった5個ということはないだろう、15個くらいは食べたんじゃないか? と訊いたら、「5個『以上』なんだから、15個だって5個以上だ」という答えが返ってきた。
返す言葉も無い。全くその通りだと思った。
1月8日 外出の途中
今日は、15時からジャカルタの得意先訪問の予定があった。ジャカルタから60キロ程度離れた工場から向かったのだが、渋滞の状況が読めないため、かなり余裕を持って出発することになる。昼食を摂って、12時半ごろ出発したのだが、14時前には着いてしまった。仕方なく、近くに車を止めて待つことにした。
目の前の食堂でトイレを借りて車に戻ると、運転手が草むらにシートを広げて座って、昼飯を食べている。私も一緒にシートに座って、のんびりすることにした。
しばらくすると、乞食のオジサンがニコニコしてやってきた。運転手は、「もうご飯は食べたの?」と訊いたら、もう食べた、と言う。運転手は、タバコを一本、乞食に渡していた。運転手によれば、彼は乞食の格好をした天使なのだという。そして、イスラムの教えでは、恵まれない人に施しをするのは、良いことだと言う。でもそれは、イスラムだけでなく、全ての宗教に共通するはずだという。その通りだと思った。あらゆる宗教は、富の再分配を推奨している。それは、人道的であると同時に、社会を最適化するための、極めて合理的な手段なはずなのだ。
その後、ネコがやってきて物欲しげにこちらを見ている。運転手は、先ほど食べた昼食の残りを放り投げた。ネコは、恐る恐る近づきつつも、そのご飯を食べ始めた。猫が去った後、アリがやってきて食べ始めた。人間だけでなく、あらゆる生き物を手助けするのもイスラムの教えだと、言っていた。
そんなことをしながら、40分くらいそこでのんびりして得意先に向かった。
1月8日 足首を痛める
昨日の柔道の稽古で、乱取りをしていて投げられた際に、足首に激痛が走った。しばらく痛くて立てなかったのだが、10分くらい苦しんでいると、そのうち痛みが和らいできたので、少し乱取りを続けて、トレーニングはパスした。
その後、家族と昼食、買い物したが、多少歩きづらいものの、それほど日常生活に問題はなかった。家に着く頃、少し痛みが増したように感じたので、氷で冷やしながら横になっていた。
夕方、痛みはどんどん増していき、歩けないくらいになった。腫れも、酷くなっている。急遽、タクシーを呼んで病院に行くことにした。
病院で、受付の人に、柔道をやっていて痛めたと言うと、どこで練習していたの?と訊かれ、婦人警察学校の柔道場と答えたら、私もそこで練習したことがある、先生はアンザイ先生ですよね、と言う。いきなり世間は狭いと思った。その後、通常の診察にしますか、それとも救急扱いにしますか、と訊かれたので、それは病院が決めることですと言ったら、救急扱いとなり、待つことなくベッドに運ばれていった。
レントゲンの結果、骨は異常なし、おそらく靭帯損傷でしょうとのことであった。手術などは必要なく、安静にしていれば治るとのことで、一安心である。包帯で固定し、松葉杖を用意してもらい、病院を後にした。人生初の松葉杖である。これをしていると、タクシーの運転手も優しい。松葉杖も悪くないな、と思った。
夜、痛くてなかなか眠れなかった。包帯をきつく締めすぎているせいで、本来の痛み以外の痛みも追加されている。夜中、私は包帯を外し、しばらく耐えていると、寝ることができた。
次の日の朝、痛みはだいぶ治まっていた。松葉杖が無くても歩ける。念のため車の後部座席に積んで出勤したが、結局使うことはなく、今にいたる。とりあえず、大したことなさそうで良かった。
1月5日 スマホのデータが消える
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
年始早々、スマホのデータが消えた。昨日の朝から、電話の音声が聴こえなくなった。LINE通話など、ネットワークを使った通話は出来るのだが、いわゆる「普通の電話」が出来ないのである。電話もかけることも受けることも出来るのだが、音声が聴こえない。その他の機能は全く問題ない。
仕事でも支障をきたすので、色々調べてやってみたが直らず、今日仕事を終えてモール内にあるサムスンショップに持っていった。結果、新しいアンドロイドのヴァージョンをダウンロードしたことが原因でエラーが発生しているとのことであり、これを元に戻すと、データが全部消えるという。
私は迷った。一番最初に頭に浮かんだのは、サチコとやっている「ロマサガ2」である。すでに、最終決戦の準備は出来ており、明日ラスボスを一緒に倒して、感動のエンディングを見ようと思っていた。一応、セーブデータはクラウドにアップデートしておいたから、大丈夫であることを願うが、セーブデータが消えて最初からやりなおしになったら、それをやる気力は無い。
次に浮かんだのは「ぷよぷよ」のゲームであった。2013年から密かに楽しんでいて、だいぶ強くなっているので、これが消えるのも勿体無い。果たして、IDやパスワードは、記載していたか。まずゲームばかりのことが思い浮かぶのが情けない。
私はモールに来るのが好きではなく、何度も来たくないと思ったので、データを消してでも直して欲しいと言った。すると、「7万ルピアかかります」と言われた。サムスンの勧めに従ってアップグレードした私に非は無い。むしろ被害者である。そのように文句を言ったところ、無料になった。
スマホを持っていかれた後に、色々気付いた。メモ帳に書いてあった内容が消えるのはまずい。クレジットカードの暗証番号やら、人の名前を覚えるのは苦手な私が、アパートの人などの名前を覚えるのに使っていたし、上記「ぷよぷよ」のIDもそういえばメモ帳に記載していた。
「ちょっと待ってくれ」と言ったときにはすでに手遅れであった。しばらくして、いわゆる「工場出荷状態」のようになり、初期化による消耗でバッテリー残量10%となり、英語ではなくインドネシア語になったスマホが手渡された。
更に困ったことに、電話帳が全て消えていた。SDカードに保管していたと思っていたのだが、違っていた。これでは運転手に電話をかけることも出来ない。私は、妻の電話番号は暗記していたので、妻にローマ字でSMSを送り、運転手の番号を送ってもらい、なんとか帰って来た。
家に帰り、スマホを元に戻すべく奮闘中である。日本語化は、パソコンと繋いで専用のソフトをダウンロードした上で、訳の分からない暗号を入力しなければならず、これに苦労した。続いて、各種アプリを再インストール中である。
長い夜になりそうである。
topへ