2004年
1月のつぶやき




1月31日   笛が増える
 今月は色々な人に笛をもらった月であった。母のギターの先生にはリコーダーを3本もらい、彼女にはオカリナをもらい、チリ留学中のモコにはケーナをもらった。色々な人に笛好きをアピールしていたら色々もらってしまった。気付けばリコーダー8本の他にフルート、ケーナ、オカリナ、尺八、篠笛と色々持っており、まるでコレクターのようになってしまった。

 リコーダーは、去年末母のギター教室の忘年会を「あかし屋」でやったときに、先生と飲み、色々音楽の話をしている時にもらえるということになった。なんとテナーリコーダーは木製である。吹いてみると、プラスティック製と違って、非常に甘い音がした。高い音は出すのが難しいが、出た時には澄んだいい音になる。練習して使いこなせるようになろうと思った。

 オカリナは主に車を運転しながら練習している。運転中は高い音を安定して出す練習を、信号待ちのときは指使いを練習している。リコーダーと同様息を吹き込めば一応音はなるのだが、吹く強さによる音程のばらつきが激しい。指も10本すべて使うので慣れるまでは結構大変である。

 ケーナは昨日モコと飲んだ時にもらった。正確には1000円で買った。ケーナはかつて高校時代に叔母にもらい、結構練習したのだが音を出す難しさに断念したことがある。今回はもう少し練習しようと思う。

 最近、何も考えずに笛をだらだらと吹くのが休日の楽しみになっている。気付くと何時間も吹き続けており、全く飽きることがない。何気に飽きっぽい私にとって、我ながら意外な一面である。


妹のこと
 現在神奈川の実家でこの「つぶやき」を書いているのだが、近くで妹がごろごろしており、小鳥と戯れている。そして自分のことも書いて欲しいとのことなので、少し述べたい。

 妹は今年の8月から1年間タイへ留学する。農業関係の勉強をし、ゆくゆくは海外協力をしたいとのことらしい。大学に入って以来、何度もバックパッカーとしてアジアを旅行していたのだが、前回の旅行の際に留学を決意したらしい。

 そのための小遣い稼ぎと事前研修を目的に、来月西表島のパイナップル農家の手伝いをしに行くらしい。「全く色んなことを思いつくもんや」と母親がこぼしていた。よく考えると日当4000円に対して、往復の運賃と食費を除けば手元に残る金はわずかである。「マイナスにならんかったらええわ」と 開き直っている。

 それにしても普段はごろごろ寝そべっているようにしか見えないのに、いつの間にやら色々調べ、タイ語も喋れるようになっている。全く立派な妹である。


1月27日   ザ・ファイトを聴く
 今日、下にも書いた念願の音楽を手に入れることが出来た。私が以前から気になっていた曲、新日本プロレスのマサ斉藤のテーマソング「ザ・ファイト」である。私が小6の時、誰が選曲したのか、運動会のダンスで踊り、それ以来、惚れ込んだ曲である。この曲は、「テレビチャンピョン」などで佳境に入ると流れる曲でもあり、不屈の意思を感じさせるすばらしいメロディだと、小学生時代フラフープダンスを踊りつつ思った記憶がある。多分題名を知らない人でも曲を聴けば「この曲か」という曲であると思う。

 ところが、改めてCDでこの曲を聴いて、私は不満であった。確かにメロディは、私がかつて聴いたものと同じなのだが、私がかつて聴いた熱さが感じられない。完結した音に責任が取れていないのである。そんないい加減なCDを出さないで欲しいと思った。

 4000円近く払ったのにもったいない買い物をしたものだと思った。


1月25日   マンガを集める
 最近、浦沢直樹の「HAPPY!」というテニスマンガにはまっている。最近はマンガなどほとんど見なくなっているが、ついはまってしまったのである。

 結構昔の本なので、古本屋で集めることになるのだが、とりあえず15巻までは問題なく集めることが出来た。しかし、その後がなかなか集まらない。必死に探し回って、手に入れたのが、17巻、19巻、22巻であった。いずれにせよ16巻がない限り先に読み進むことが出来ない。

 しかも不思議なことに、どの古本屋に行っても15巻の先は17巻、19巻、22巻しかないのである。そこでインターネット上の古本屋「e-BOOKOFF」で探したところ、16巻を発見した。早速買おうと思ったが、2000円以上買わないと送料300円取られるので、以前に書いた新日本プロレスの「マサ斉藤」のテーマソングの入ったCDも一緒に買うことにした。結局4000円くらいの買い物になってしまった。

 さて、配達されるまでの間、相変わらず古本屋で探していると、なぜか「e-BOOKOFF」で注文した16巻だけはそこかしこで見られるようになった。だからと言って買うわけにも行かず、配達を待つしかない。


 ラストサムライを見る
 今日は「ラストサムライ」を見に行った。題名が「間違った日本」といった感じであるが、それにしてはCMの映像などがあまりに圧倒的なので気になっていたのである。「間違った日本をシリアスに描く」といったところか。

 実際見ると非常に凄い映画であった。何度か感涙した。なんと言っても映像の迫力が凄い。大勢のエキストラを見るだけで圧倒されてしまう。そして音楽がとてもいいと思った。オーケストラの音の中に尺八の音色が入ったりして結構面白い。

 それでも突っ込みたくなるところはいくらかあった。最後の戦いの舞台は山奥の村のはずなのに、なぜかきれいな芝生の平原なのである。まるでゴルフ場である。そして明らかに日本では見られないような木が生えていた。日本にこんな光景はない。また、最初の方で、亡霊のように山奥から登場する「BUSHI」の集団にも笑ってしまった。

 そう言ったところは目をつぶりつつ、感涙していた。


 健康を害する
 先週の金曜日、会社の健康診断の結果を見たところ、肝臓が弱いとのことであった。ランクとしては、「すぐに処置をしなければならないほどではないが、必ず診療所で再検査を受けるように」くらいであった。ほっとくと脳溢血などの恐れがあるらしい。

 私は驚いた。これまで自分が不健康などと思ったことはなかった。そして今でもいたって健康なつもりでいる。原因はなんとなく分かる。おそらく塩分の摂り過ぎであろう。脂肪分の摂り過ぎでも酒の飲み過ぎでもないと思う。まあ、キムチのパックを二日で平らげたら塩分もたまるであろう。

 少しは気をつけようと思った。とか言いつつ今日もキムチを買ってしまったが。


1月17日   冴えないチャンネル
 最近「つぶやき」が冴えないと言われる。確かに以前に比べて文章力が低下したのではないかと感じる。そしてそれ以上に最近面白いことがないことが原因であろう。何とかしなければと思っているところで、突然面白いものを見つけたので紹介したい。

 私のビデオはNHKしか見れないということは前にも触れたが、そのNHKでさえ、画質はかなり悪く、本来の映像にかぶって他のチャンネルの映像が重なって写ってしまうのである。

 そんな状態でNHKニュースを見ていたのだが、私はその重なって写ったもうひとつの映像の方に釘付けになってしまった。どうやらローカル放送らしいのだが、リコーダーの合奏やら、和太鼓の演奏やらをずっと演奏しているのである。それも毎日のように写っているのである。もちろん音は聴こえないし、映像もかろうじて白黒で確認できる程度である。

 非常に気になった。何とかして見たいと思い、テレビとビデオをいじくり回した後、何とか写るようになった。

 どうやら北西東京〜埼玉のローカル放送らしい。現在「ムジカコスモパーカッションフェスタ」というのをやっている。さまざまな部やサークルが打楽器だけによる演奏をしている。吹奏楽で使う打楽器から得体の知れぬ民族楽器、和太鼓もある。珍しい曲、珍しい楽器がいろいろ見られるので興味津々である。映像的には発表会のビデオを幾分ましにしたていどのものである。演奏も上手いのもからとてつもなく下手なものまでいろいろあるが、基本的にアマチュアである。

 ある中学校の吹奏楽部はドラムがどんどんのたっていたし、ある男の子のスネアソロがずれまくって、他の女子が演奏中に苦笑しているという、微笑ましい場面もあった。

 この「つぶやき」を書いているうちに別の音楽祭が始まった。「小竹の森音楽祭」というもので、司会者が「世界一小さな音楽祭」と言っていた。会場は小学校の体育館である。雰囲気は非常にアットホームである。カメラワーク、画質ともに夏ステのようである。しかし、最初の小学生オーケストラは、小学生とは思えないほど上手で驚いた。

 次は「パパさんコーラス」によるロシア民謡である。牛が唸る様な声で「ヴォルガの舟歌(日本語版)」を歌ったのち、付け髭をつけて「一週間」を熱唱していた。

 現在そのテレビを見ながらリアルタイムで「つぶやき」を作成している。このまま書き続けると終わりそうもないのでここらで筆を置く。現在朝の8時である。風呂に入るために早起きしたのだが、テレビに釘付けになってしまい、なかなか風呂に行けずにいる。


1月11日   部屋を片付ける
 今日は会社の人たちとスノボーに行ってきた。かなり吹雪いており、顔が痛かったが楽しい一日であった。帰りにみんなで焼肉を食べてきたため、寮に着いたのは夜の11時頃であった。

 さて、寮に着いて濡れたウェアーを乾かそうと思い、部屋の中に張っている洗濯ロープに引っ掛けたところ、ロープがウェアーの重みに耐えられなくなって外れた。濡れたウェアーは布団の上に落下し、一緒に干してある乾いた衣類ともごっちゃになってしまった。

 とりあえず元に戻そうと思い、冷蔵庫の上に乗っかって洗濯ロープを引っ掛けようとしていると、今度は下着用のハンガーが落下してきて、冷蔵庫の上に置いてあった炊飯器と茶碗をなぎ倒した。茶碗は割れ、炊飯器からは水がポタポタ垂れてきて乾いている下着を濡らした。

 かなりへこんだのち、「この家が汚いからこんな酷いことになるんだ」ということに気づいた。私はどうもこの寮に愛着が湧かず、ほとんど掃除もしていない。足の踏み場の確保も難しい状態で不安定な作業をすればこのような結果になるのは明白である。

 とりあえず掃除をした。これでしばらくは快適であろう。しかし、しばらくすればまた汚くなることは明白である。とりあえず気をつけてこまめに整理をしようと決心した次第である。ちなみに現在夜中の1時半である。明日は朝早くから笛部の練習会である。早起きしなければならない。

 もう筆を置いて寝ようかと思ったが、「早起き」ということでもうひとつ書きたくなってしまった。

 私は早起きをしたいとき、以下のことを行うようにしている。早起きが苦手な方はお試しあれ。

・普段着のまま寝る(わざと寝心地を悪くする)
・電気を付けたまま寝る(起きた時暗いと二度寝の可能性大)
・テレビを付けたまま寝る(起きた時静かだと二度寝する)
・携帯の目覚ましをバイブ&音に設定し、抱いて寝る

 以上、私の実践事項をつらつらと書いてみたが、なんだかんだ言って寝坊するかどうかは、その用事に対する責任感によると思う。とか言って明日寝坊したら恥ですね。もう寝ます。


1月4日   曙・ボブサップ戦
 今日は家にこもって久しぶりに新しい笛部用の曲の編曲をやっていた。久しぶりだったが楽しい作業である。作曲もしようと思ったが、メロディがまったく浮かばず断念した。こういうのはやらないと錆びるものである。

 そんなことをやりつつ、今日やっと年末の「曙・ボブサップ戦」をビデオで見た。年末は紅白を見つつビデオ録画していたのだが、なかなか見る機会と見る気が起こらなかったのである。

 曙・ボブサップ戦は私の初泣きとなった。プロ格闘家に転向すると決心したときの曙の決心は大変なものであったろう。力士から格闘家の転向はしばしばあるが、横綱からの転向はまずない。このまま親方となった方がいかに楽な人生であろうか。さまざまな周囲の反対もあったに違いない。必死で戦う曙を見てそんなことを思った。

 しかし、以前テレビでハワイの両親が出ていたのだが、彼らは気楽なものであった。笑いながら、「本人がやりたいって言うんだからそれが一番正しいんじゃない?」と言っていた。ハワイの風土はいいなぁと思った。


1月3日   2004年初めのつぶやき
 明けましておめでとうございます。今年も「田所幸一郎のホームページ」をよろしくお願いします。

 今年は厄男ということで、初詣にて入手したお守りを携帯のストラップとして使用することとした。お守りを携帯のストラップにすると言えば、就活時代の嫌なエピソードを思い出したので紹介したい。

 大学4年のころ、第一希望の企業の最終面接まで受かり、最終的な回答を後日連絡するというところまで行ったが、正式なな内定通知がなかなか来ず、悶々として待っていた。

 私は、当時もお守りを携帯のストラップとして使用していたのだが、すでにところどころほつれ、今にも中身がはみ出しそうになっていた。あまりに汚いため、民研の部室でそのお守りを外し、中身を見て「こんなもんか」と悪態をついたのち、ゴミ箱に捨てた。すると、しばらくして携帯が鳴り、かの会社から試験に落ちたという連絡がきた。

 それ以来、お守りは大事にしようと思った。



 昨日は凧揚げをした。メンバーはセツ、モリモト、ヤス、ハンベイ、私である。一昨年の年末にもやったことがあり、相当冴えない企画だったため、あまり気が乗らなかった。(2002年12月30日のつぶやき参照)

 ところが今年は丁度よい風が吹いており、凧はどんどん揚がっていき、結構盛り上がった。80mあった凧糸をすべて使い切り、凧は米粒のごとく小さくなった。

 一度80mまで揚がった凧が突然傾き、グラウンドの外の民家のベランダに墜落した。糸を引っ張っていると、アンテナに引っかかり、最終的には庭の木に引っかかってどうにもならなくなった。仕方なく謝りに行き、庭に入れてもらって凧を回収した。まさかこの年になって、こんなことで人の家に謝りに行くとは思わなかった。

 その後懲りずに糸を使い切って凧を揚げていると、モリモトがそこらに生えているツルを持ってきて、糸に継ぎ足し始めた。ツルはどんどん継ぎ足され、凧はさらに小さくなっていった。軽く100mは超えていたであろう。また、ツルの適度な重みが凧の具合を調整してくれるらしく、何もしなくても凧は空に浮かび続けていた。凧をセツのかばんにくくりつけ、「全自動だ!」などとはしゃいでいた。

 数十分後、凧揚げにも飽き、そろそろ片付けようと凧を手繰り寄せていると、突然ヤスが凧糸を切り、凧は遠くへ飛んでいった。必死で追いかけたが追いつくはずもなく、凧は飛んでいった。別に凧はいらないが、80mの凧糸が世間様に迷惑をかけまいかと、少し心が痛くなった。   

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