あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
昨日、今日と、湯布院へ一泊旅行をした。正月の予定は特に決めていなかったのだが、優一が電車好きで、特急「ゆふいんの森」に乗せてあげたい、ということで小旅行に行くことにした。乗せてあげたい、というよりは、私自身が乗りたい、というほうが強いのだが。「ゆふいんの森」は久留米と大分を結ぶ単線、久大本線を走り、湯布院まで行く。きれいなグリーンで、独特の形をしたその車体は、印象的である。
ネットでチケットを予約したのだが、帰りは間違えて「特急ゆふ」というのを予約した。こちらは赤い特急であり、私はその違いを知らなかった。要するに、今回の旅行は、行きの湯布院に着くまでがメインイベントであり、そこから先はサブイベントということになる。
「ゆふいんの森」は満席であった。韓国や中国の旅行客が多い。ガラガラの特急列車をボックス席にして、飲み食いしながらのんびり電車の旅を楽しむ、というのをイメージしていたのだが、満席のため、前の座席をひっくり返してボックス席を作るわけにもいかなかった。
湯布院に着けば、由布岳が目の前に見えた。駅前の通りはおしゃれで、女性に人気、と言われているのが良く分かる。旅館に荷物を置いて、この通りをのんびり歩き、金鱗湖まで行った。特に予定も決めていない。
帰りは、「トリックアート美術館」に立ち寄った。観光地といえばトリックアート、というイメージがある。これがサチコに大うけし、さまざまな絵画の前で写真を撮っては大はしゃぎであった。「明日もまた行きたい」というほどであったが、さすがに2回も行くほどではないと思い、無視した。帰りは土産物屋で、「磁石に付く粘土」を購入。これもサチコが気に入り、旅館でもずっと遊んでいた。
旅館は、割と高級なところであった。直前に予約したため、お手ごろなところが空いていなかった。食事は豪勢であった。どれも美味しいが、美味しいものばかりを食べていると、何がなんだか分からなくなり、「なんだかよく分からんけど、とにかく美味しい」という感じである。
二日目は、また特に予定は無かったので、観光マップを見て気になった、「ステンドグラス美術館」へ。おしゃれな部屋でステンドグラスを鑑賞しているが、子供たちは早々に飽きた。部屋には小さなパイプオルガンがあって、弾いてよいとのことであったので、私がバッハの「小フーガ」を弾いていると、子供たちがやってきて、家のキーボードで弾いている、「ドラえもん」やら「シンカリオン」(新幹線ロボのアニメ)を弾き始め、おしゃれな美術館は雑多な我が家の雰囲気となった。
その後、ステンドグラスの製作体験が出来るとのことで、妻とサチコが参加し、私と優一は待っていた。サチコが作ったステンドグラスは、思ったよりも良くできており、自慢していた。
その後、土産を買って特急に乗り帰宅した。帰りは、ボックス席を陣取ることが出来、家族向かい合って帰った。サチコは「磁石粘土」で遊び続け、優一は奇声を上げ、優雅とは程遠い感じであった。
それでも、満足な旅行であった。

左:特急列車「ゆふいんの森」 右:由布岳をバックに

トリックアート美術館にて
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