正月休みを利用して、1泊2日でハウステンボスに行ってきた。
事前に、妻がガイドブックを買ってきたののだが、それを見て当惑した。私の知識では、ハウステンボスとはオランダをイメージしたテーマパークである。しかし、ここにはあらゆるものがある。アトラクションは、恐竜島、アスレチック、お化け屋敷まであり、食事も、和食からイタリアンまで何でもある。とりあえず、行ってみないと分からないと思った。
ハウステンボスに着いて、サチコに行きたいところを訊くと、「トリックアート」という。サチコはトリックアートが好きである。去年、湯布院に行ってトリックアート美術館で大はしゃぎした思い出があるらしい。今回は、初めてのときほどは感激していないようであった。トリックアートとはそういうものである。その気持ちはよくわかると思った。

トリックアート
続いて、「バハムートディスコ」というところに行った。ここでは、壁に移された映像を見ながら、音楽に合わせてタイミングよくステッキを振りまわす遊びができる。これはサチコが気に入り、次の日も行きたいと言っていた。
アドベンチャーパークというところで、巨大迷路や恐竜の謎解きゲームをやったが、これらについては子供たちはあまり楽しんでいないようであった。子供たちが楽しんでいたのは、近くの公園やイトーヨーカ堂の屋上にあるような、ボールプールや、滑り台等の遊具であった。親の気持ちからすれば、せっかくハウステンボスに来たのだから、ここでしか遊べないような遊びをしてほしいと思うものだが、ここは子供たちが楽しければそれでよいと割り切るしかない。子供たちがボールプールで飽きるまで、のんびりとしていた。
暗くなってから、観覧車に乗ってライトアップされたハウステンボスを観て、それから歩いた。夜景がきれいである。

左:バハムートディスコにて 右:観覧車からの夜景
夕食は、「変なレストラン」でブッフェを食べた。ロボットが生ビールを入れたり、お好み焼きを焼いたりしてくれる。各テーブルには、小さいロボットが置かれており、会話を楽しむことができる。「バルス」と言うと、「メガー メガー トデモ イエバ イイノデショウカ」と返すのが面白く、子供たちたちは何度も「バルス」を連発していた。
ホテルは「変なホテル」である。クロークはロボットで、恐竜、アンドロイドなどがチェックインをしてくれる。その横に「変なコンビニ」があったので、そこで次の日の朝食を買った。自分でバーコードをスキャンして自分で決済して、自分で袋詰めをするセルフコンビニで、特に変なところはなかった。優一は、ツインベッドの間をジャンプして行ったり来たりを繰り返していた。彼にとっては、あらゆるものがアトラクションらしい。

左:変なレストランでソフトクリームを注文する人 右:変なホテルにチェックインする人
次の日は4人乗り自転車を借りて、宮殿まで行き、胡蝶蘭等を鑑賞した。私は、4人乗り自転車が好きである。自動車と違って、家族全員で運転している感じが良い。子供たちもはしゃぎながら運転していた。横で妻がヒイヒイ言いながら漕いでくれるので、私は楽であった。
昼食でピザを食べ、メリーゴーランドに乗り、サチコお気に入りのバハムートディスコをもう一回やったら、満足した。お土産を買ってハウステンボスを後にした。
ハウステンボスは良いと思った。ディズニーランドのように、コンセプトが統一されていないのが良い。幼児から老人までが楽しめる、あらゆるものが無造作に詰め込まれている感じがする。エレクトリカルパレードの音楽さえ流れているのには驚いた。

左:胡蝶蘭を観て戯れる子供たち 右:4人乗り自転車にて
1月1日 詰め物が取れる