2021年
5月のつぶやき




5月29日 デイキャンプ

 今日は、グリーンパル日向神峡に、日帰りのキャンプへ出かけた。家から車で一時間くらいのところにある、ダム湖のほとりに作られたキャンプ場である。キャンプ初心者の我が家としては、一泊する前に、練習ということで、日帰りから始めようということになったのである。

 キャンプサイトはきれいな芝生で、区画はタープとテントを広々と張れるくらい広い。炊事場もトイレもきれいで、妻や子供たちも使いやすい。テントとタープを張った後、散歩をした。ちょっとした川で、川遊びや釣りができるようになっている。田んぼの中ではミミズやヒルが動き回っており、子供たちは興味深く眺めていた。

 昼は、焚火で焼き芋とご飯を炊きつつ、バーベキューをした。焚火でご飯を炊くのは初めてで、タイミングが良くわからなかったが、おこげのある美味しいご飯ができた。焼き芋は、黒焦げになったが、ほんの少し残った部分は、絶品であった。

 基本的に子供たちは、散歩と昼食の時間以外は、テントの中でお絵描きをしたり、本を読んだりして過ごしていた。テントの中は、サチコの持ち物が散乱し、我が家と変わらない状態となった。それでも、普段と違う環境を楽しんでいるようではあった。

 デイキャンプも後半になったころ、一泊する人たちが続々とやってきて、テントを設置し始めた。私たちが撤収するころには、夕食の準備を始めていて、うらやましく思った。日帰りだと、やはりあわただしい。今度は、一泊してのんびり過ごそうと思った。


テントとタープを初めて張った。日陰でのんびりする妻と、速攻でテントに引きこもる子供たち


左の焚火でご飯と焼き芋を作りつつ、バーベキュー。満足した一日でした。




5月25日 最近

 コロナ禍でもあり、もともとそれほど社交的でもない家族ということもあり、週末は家でごろごろするか、せいぜい近くの公園でのんびり遊ぶかくらいの日々である。

 土曜日は、久しぶりに子供たちふたりと、自転車で3kmくらいのところにある公園に行った。テントと、先日ホームセンターで買った椅子やテーブルも自転車のかごや荷台に乗せて持って行った。水筒にお湯を入れて持っていき、座ってカップラーメンを食べて、ちょっとしたキャンプ気分を味わった。

 公園は、コロナのため遊具の使用が禁止されており、そのため人はまばらであった。そのおかげで、のんびりキャンプ気分を味わい、池でウシガエルの声を聞きながら散歩して帰った。

 日曜日は、家の前にある公園で少し遊んだ。妻が、長縄跳びを持って、子供たちに「おはいんなさい」をやらせている。サチコは、慎重な性格で、どんなタイミングで入ればいいか、じっくりと見ている。優一は、回転方向と逆から突っ込んで、縄が引っ掛かってもへらへらしている。

 サチコは、フリスビーがずいぶんと上手になり、かなりの距離でも正確に投げたり、キャッチできるようになった。サッカーも積極的にしている。基本的には運動音痴だが、それなりに成長している。

 最後は、ファンタを買って、木の上で飲んだ。この公園には、子供が登るために生えてきたような、手ごろな杉の木がある。中は、枝が螺旋階段のように伸びていて、登りやすい。そこで、順番にファンタを飲んだ。

 最近、こういう時間が特に愛おしい。今しかないと思えば、貴重な時間である。





5月16日 最近観た作品

・おちょやん

 NHK連続テレビ小説「おちょやん」が終わった。私の周りではそれほど話題にならなかったが、名作だと思った。

 父との関係が、異質であった。奉公に出るときの幼少期のヒロインが、父に対し「うちが捨てられたんやない。うちがあんたらを捨てたんや」と言い放つ場面は、「おしん」との対比を意識しているようにも思える。

 ダメな父親というのは、朝ドラではありがちだが、たいていはそれでも良い面があって、ヒロインは父を慕っていることが多い。ところがおちょやんの場合はダメなレベルが桁違いで、最後まで父を許すことがなかった。妥協しない脚本、という感じがする。

 演技も素晴らしい。ヒロインの杉咲花は23歳とのことだが、後半の貫禄は大女優を思わせる。「大女優の役」というのも大変だと思う。


・ちこちゃんに叱られる

 「チコちゃんに叱られる」に黒柳徹子が出演した。

 開口一番「テレビで観るより可愛らしいわね」と言った。芸能人を実際に見た一般人が、よく発する言葉である。チコちゃんが収録中にどのように見えるのかは知らないが、CGキャラに対してさらりとこういうセリフが言える人はなかなかいない。テレビを観ている人々の立場を、常に意識しているように思える、印象的なひとことであった。

 その後も、カンペ代わりの新聞を持って現れる俳優たちや、舞台装置の壁が崩れそうになり、必死に手で押さえながら演技した話など、テレビ黎明期のネタがどんどん出てきて、会場を盛り上げ続けた。


・動物のお医者さん

 本棚に置いてある妻のマンガだが、ふと手に取って読んでみた。タイトルからして、獣医を中心とした心温まるハートフルストーリーをイメージしていた。私があまり興味のない分野であり、これまで触れることすらなかった。

 内容は全然違っていた。北海道の「H大学」の獣医学部の日常を描いたもので、その雰囲気が独特である。ジャンル分けすることすらできない。読んでいて、爆笑や感動など、劇的な感情の変化は起こらず、どちらかといえば「じわじわくる」という感覚が近い。

 2巻の巻末に寄せられた解説では、以下のように書かれている。
「大衆文化の世界では、1970年代以降暴力やセックスで味付けをすることが当然かのような考えかたが横行していますが、(中略)ここには暴力やセックスはもちろんのこと、恋愛すらありません。でも読者は、ゆったりとした満足感に浸ることができるのです」

5月9日 ザナルカンドにて

 任天堂SWITCHで、ファイナルファンタジー]をやっている。20年近く前のゲームらしいが、今更ながら楽しくプレイしている。私がプレイしているのだが、やり始めると、たいてい子供たちが観てああでもない、こうでもないと言い出す。妻は、ずいぶん前に動画で全部観たらしく、ストーリーを知っているようなのだが、プレイしていると時おり家事の手を止めて、一緒に観ながらコメントをくれたりする。

 オープニングで流れる切ない曲調のピアノ曲「ザナルカンドにて」は、かつて買った「image d'amour」(イマージュ アムール)というCDで知った。ゲームの曲だということすら知らずに聴いて、いい曲だな、と思った。もともとは、フルートソロのために作られたらしいが、切なすぎるということで不採用となったらしく、本作で採用されたという。

 リコーダーで吹いてみたいと思い、編曲した。参考にさせていただいた楽譜もあり、大変お世話になりました。編曲していると、自由になれないなと思う。それは、私がアマチュアであり、知識に乏しく、スキルが低く、引き出しが少ないからである。プロの編曲は、曲の良さを活かしながらも、自由に羽ばたき、楽器に合った編曲ができ、かつそこに自分の個性のようなものを入れ込むことができる。

 そんな風になりたいなと思いつつも、アマチュアとしては今くらいが限界かなとも思っている。色々なヴァージョンを聴いたり調べたりしながら、良いところを取り入れて仕上げた。

↓ファイナルファンタジー]より「ザナルカンドにて」リコーダー4重奏
https://www.youtube.com/watch?v=6V3mpGrKwfk

5月5日 遊びに

 コロナ禍のGWであったが、子供たちは家でIpadをやったり、テレビゲームをしたり、アンパンマンを観たりして、楽しそうに過ごしている。インドア派の家族のため、特に苦痛は感じないのだが、一日中一度も家を出ないのもどうかと思い、全員が一度は外出している。

 今日は、優一を連れて近くの川に行った。自転車で20分くらい漕いだところに、穴場を見つけたのである。

 最近、優一と私の間で「落ちろ落ちろゲーム」が流行っている。スーパーマリオメーカーUでは、ふたり以上が同時にプレイできるのだが、お互いに崖から落としたりして遊んでいるのが、現実世界でも行われているのである。

 優一は、容赦なく父ちゃんを川に突き落とそうとしてくる。それをかわして逆に優一を落とそうとするが、これは負け戦である。優一が川に落ちれば、私も助けに行かざるを得ないので、私が優一を突き落とすことはできない。そのうち、ふたりとも裸足になって川に入った。冷たくて気持ちいい。そして、河原の石を投げたりしながらぼんやりと過ごした。

 なかなか幸せなひとときである。こんな日々がいつまでも続けばよいのに、と思う。



左:春なのに夏休みの雰囲気を漂わせるエモい人      右:川で遊ぶ人




5月3日 テントを張る

 今回はロッジに泊まったが、テントを張ってキャンプがしたい。ということで、妻が買い物に行っている隙に、リビングにテントを張ってみた。買ったテントは、思ったよりでかく、リビングいっぱいに広がった。

 子供たちは喜び、絵本やおもちゃやらを持ち込み、テント内はすぐにカオス状態となった。そして、アンパンマンを観たいということで、テント内からテレビを観るという、異様な状態となった。

 しばらくすると、妻が買い物から帰ってきて、うんざりした顔をしていた。結局、昼食はテント内で食べることとなり、うどんを食べてから撤収した。



リビングに張られたテントでアンパンマンを観る人




5月2日 キャンプへ

 GW最初の2日は、山へキャンプに行った。コロナ禍ではあるが、レンタカーで、家族だけで、ひと気の無い屋外で過ごすのであれば、問題ないであろうという判断であった。当初は、テントを張って一泊するつもりであったが、妻が調べたところによると、このキャンプ場は夜は真冬並みに冷え込むということで、ロッジを借りることにした。寝具の貸し出しはしていないということで、寝袋を持って行った。寒いということで、2Lだけ灯油を買い、石油ファンヒーターも持って行った。

 キャンプ場は、広々として気持ちの良い場所であった。キャンプ場を散歩して回り、バーベキューをして、花火をして、就寝した。

 妻が予想した通り、夜はかなり冷え込んだ。私は寝袋の中でなら問題なく眠れたが、妻とサチコは寒くて眠れないらしく、深夜に起きてしまった。石油ファンヒーターも、全員が寝てしまってはちょっと危なっかしく、つけっぱななしにはできない。妻、サチコ、私は、あまり寝られない感じで、明け方まで過ごすことになった。

 そんな中、優一は、朝まで爆睡であった。肌に触れると、暖かい。寝袋からはみ出して寝ているので、見ているほうが心配なくらいであったが、気持ちよさそうに寝ている。そして朝、目覚めとともに発した一声が、

「USキノコって知ってる?」

であった。最近夢中になっている「スーパーマリオメーカーU」のことらしい。サバイバルにおいて最強の男は彼であると、全員が思った。



左:昭和の雰囲気が漂うロッジ     右:バーベキューをする



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