二次会は、ホテルの中にあるカラオケルームっぽいところで行った。二次会の運営は同期に任されていたため、みんなかなり気合が入っていた。みんな自己表現のはけ口として二次会を位置付けている様子だった。
イラハ:滞りない司会
タザワ:絶妙なBGMによる演出
シゲオ、ミヤチ:マシンガンズ
イワオカ:変態衣装
ダケデ:ダケデクイズ
等々。二次会が進むにつれ、なんとなくフルカワの表情が暗くなっていく気がした。ちょっとやりすぎであったろうか。

左:司会イラハ 中:新婦への手紙 右:プレゼントされたエプロンを着けるフルカワ
三次会まで終わった後、部屋に戻った。私の部屋のメンバーはイラハ、ダケデ、ミヤチ、私であった。ミヤチは酔っ払っており、若干だるい状態であった。ミヤチは何を思ったか、シゲオを呼び出した。シゲオはすぐに来て、ミヤチの布団でくつろぎ始めた。ミヤチは「俺の布団で寝るんじゃない!」怒り、シゲオのカップめんをこぼすなどしして暴れたところ、シゲオに騙されて部屋を追い出されてしまった。彼は結局サクモトの部屋に行き、ソファーで寝ることになる。
次の日、戸隠にある「ちびっこ忍者村」に行くことになった。かなり本格的なアスレチックである。アツシ、フルカワによれば、かなり面白いとのことであった。そして、新郎新婦も一緒にいくことになった。彼らは、昨日とは打って変わって、ごくごく普通の格好をしており、昨日の晴れやかなひと時が夢のように感じられた。
ここで私たちは、この旅最も凄い現象を目の当たりにすることになる。たまたまカンダが、この貴重な瞬間を映像に収めたので、すでに色んなところで公開されているが、ここでも紹介することとする。
衝撃映像(Aviファイル 2.23MB)

その直後、「ずぶ濡れ」ダケデ英雄を囲う
その後は、帰路に着いた。長野駅でイラハ、ダケデと別れた。イラハは「いむらや」(甘くてまずいあんかけ中華を出す店)に行きたがっていたが、時間の都合で行けなかった。そんなとき、たまたま別行動していたヤマダイがお土産として「いむらや」のあんかけ中華を買ってきた。
イラハは、へこんだような、微妙な表情をしていたという。要するに口先では行きたがっていたが、、本当は行きたくなかったのであろう。結局「いむらや」へは、ミヤチと私ふたりで行った。
「いむらや」で食べたあと、ミヤチは「もっと美味しいものを食べればよかった」と、かなりへこんでいる様子であった。結局他の人に加わって、口直しにカレーを食べた。すると、食べ過ぎとなり、さらに気持ち悪くなった。
帰り道、途中のパーキングエリアで休んでいる時に、この旅が終わると同時に廃車となるシゲオカーを祝福しようという話になった。車に色々寄せ書きなどして、華やかな感じにしたいなどと言い合い、シゲオも賛同していた。
持っていた筆ペンを取り出し、私は車に「しげお」と書いたあと、真ん中に「あつし」「ちか」の相合傘を書いた。その後、ボンサンが「ラブワゴン・恋人募集中!!」と書いた。
それを見たシゲオは「俺の車を便所の落書きみたいにしやがって」と怒りだした。しかも、帰るまでにガソリンを入れるという重大な任務があり、「こんな状態ではスタンドに行けない」と嘆いていた。

落書きされたシゲオカー
シゲオはかなり本気で消したがっていた。次のサービスエリアでは、車にペットボトルのウーロン茶をかけてタオルで擦ってみた。しかし、全く消えない。そんな時、ボンサンが「伊藤家の食卓」で「書いたペンでもう一回なぞってすぐに消しゴムで消せば消える」という情報を提供した。さらに私が便所から手洗い用石鹸をコップで汲んできてシゲオの車にかけたりした。
どちらもそこそこの効果があり、四苦八苦後、なんとか消えた。この後は、本格的に帰路に着く。
そろそろこの旅も終わる。結局この後必死で運転して、家に帰ったのは夜中の2時半であった。そして、三日かけてだらだら書いたかつてないこの「つぶやき」も終わる。かつてない気合の入れようであろう。思ったことは、この代の同期でよかったということである。なぜ集まるだけでこんなにばかばかしい事件が多発するのか。ともあれアツシ、フルカワの幸福を心より祈る。
(写真及び動画は一部イラハのHPより流用)

9月3日 夏合宿追想
先週末は長野に行った。「夏ステを見に行く」という目的で行くと、いまいち満足度に欠け、わざわざ大金かけて長野まで行った甲斐がない気がするので、「長野旅行するついでに夏ステも見る」というスタンスでいることにした。
行きは大学に夜中の12時半に集合して向かった。しかし、ハンベイだけがいない。彼は和田町に向かっている途中らしく、誰かが和田町まで迎えに行って拾うという話になった。必然的に同期である私が拾いに行くことになったら、「仕方ない」という感じのヤスと、酔っ払ったハイテンションのケイジが付いて来た。3人で拾いに行ったらハンベイ曰く、
「だれが迎えに来るかと思ったら、おまえらが来て正直がっかりしたよ」
がっかりしたのはこっちだと思った。その後、長野に向かった。私はその日は遅くまで仕事をしており、疲れていた。高速で何度も眠りそうになったが、他愛もない話で持ちこたえていた。
そうしているうちに、前を怪しい動きをするタクシーが走っている事に気付いた。そのタクシーは、左右に大きく揺れている。並走してみると、なんと運転手が居眠りしていた。私たちは、タクシーの後ろに周り、クラクションを鳴らしたりパッシングをしたりした。すると、タクシーはまっすぐ走り始め、近くのジャンクションで降りていった。「人助けをした」などと、みんなで喜んでいた。
車内は暇であった。暇だったので皆のびっくり体験を話すことになった。ケイジが頭に「フツーに」を付けながら、およそ普通とは言えない事故った話やら先生に酷い体罰を受けた話やらを話しているのが印象的であった。
鈴荘ついたら蕎麦を食いにいくという話になった。「ヤマゴボウをつなぎに使った」という、「山奥のおばあちゃんが昔ながらの民家で打つ蕎麦」らしい。「蕎麦嫌いの長野人」ヤマダイを筆頭として10人くらいでぞろぞろ向かった。
着いたら、おばあちゃんに言われるがままに蕎麦を注文した。かなり美味しかったが、ヤマダイのテンションは低かった。蕎麦以外にも色々な郷土料理が出てきたのだが、どれもヤマダイの口に合わないようだった。故郷の食べ物がことごとく嫌いとは、なんとかわいそうなことだろうと思った。
そのうち、ヤマダイは料理を罵り始め、微妙な空気となったまま店を出た。
その後、ミヤチ、ハンベイとともに野沢温泉に行き、地ビールを飲んだ後、千曲川に行って川に石を投げていた。ミヤチは石切りが上手く、石が水面をポンポン跳ねていた。彼は「石切がオリンピック競技にならんかな」としきりに言っていた。そして、投法に名前を付けたりして盛り上がっていた。後で思えば、なんともだるい時間である。
その後夏ステを見に行った。ハンベイやらカンダやらが、アンケートに、見もしないうちに「番傘の腰高い。上級生たるんどる」とか「秩父初切り要練習」など、ありそうなことを想像で書いて盛り上がっていた。
夏ステが終わった後、あらかた片付けも終え、OB達はこともあろうに泉台小学校でボール遊びに熱中していた。そのとき、誰かが打ったボールが高く飛び越え、掃除中のナオに直撃した。
ナオに睨まれ、急いでボールを片付けた。
その後、例年同様ストームに失敗し、寝た。
帰りのメンバーは、ハンベイ、ヤス、ホシノ、私であった。ケイジがホシノに変わっただけである。あれだけ行動を共にしたケイジが、手のひらを返した様に私たちを蔑みの目であざ笑うのが許せないと思った。「次は『いむらや』集合」と約束して鈴荘を後にした。「いむらや」というのは、甘いあんかけそばを出す店で、よそ者にとっては非常にまずいが、長野人は大好きという、不思議な店である。
しかし、「いむらや」に着いても誰もいなかった。店は結構混雑している為、先に入って食べた。しばらく食べないと食べたくなるが、いざ食べると強烈な味であった。甘さを消そうとして酢味噌やら醤油やらをふりかけるのだが、すぐに効力がなくなってしまうのである。
四苦八苦してあんかけそばと格闘していると、他の連中が来た。しかし、彼らは店には入らず、私たちを置いて他の店に行ってしまった。
その後、東部湯の丸の温泉に行った。入ると、ちょうど先発していたアユミが出てくるところだった。彼女はびっくりするほどきれいになっており、私とハンベイで、心から「きれいになったね」と言った。
するとアユミは怒り出した。「清潔になったね」位の意味でとられたのであろうか。後で知ったが、ここはアルカリ泉の為、皮膚の表面が解けてつるつるになるのである。
そのまま帰途についた。車の中では、主にラピュタのCDで盛り上がり、男4人で「シーター!!」などと絶叫していた。
東京まで来て、環八を通るか首都高を通るか迷ったが、環八が混んでいることを想定して首都高で帰った。しかし、事故があり、車が全く動かなくなった。そこで、私たちはこの夏一番の衝撃を受けることになる。
なんと、すぐ斜め後ろに本物の戦車がいたのである。私たちは慌てふためき、窓を開けて身を乗り出して見入った。そして「すげー!」を大声で連発していた。すると自衛隊の運転手が笑っていた。そりゃさぞかしおかしいであろう。
そして写真を撮ろうということになり、カメラを持ち出して構えたところ、自衛隊の運転手が
「ばっちり撮ってくれよ!」
と笑って言った。下手すりゃ怒られてカメラ没収とかになるかと思っていたので意外であった。
結局夜中の11時頃に横浜に戻り、解散した。非常に疲れた2日間であった。そう言えば2週間後にまた結婚式で長野に行くのである。私は長野が大好きなので、何度でも行きたいと思う。
これを書いている途中、「夏ステ」と書こうとすると、「夏捨て」となってしまう。このイベントはOBにとっては「夏捨て」なのであろうか。
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