2025年
2月のつぶやき




2月24日 名探偵コナン

 最近、子供たちが名探偵コナンにハマっている。特に優一が気に入っており、漫画を3巻まで買った。

 私は、名探偵コナンを全く知らず、子供の探偵が事件を次々と解決していく話だと思っていたが、1巻を読んで驚いた。コナンの本名は工藤新一で、高校生であったが、第1話において、とある悪の組織により薬を飲まされ、小さな体となってしまう。そのことを唯一知っている阿笠博士の助言により、新一はガールフレンドの蘭にすら自分の素性を隠し、コナンと名乗り、色々な事件を解決しながら悪の組織の正体を追っていく。コナンの父母は忙しく、しばらく海外出張から帰ってこない設定である。

 そんな逼迫した状況の中、30年が経過した。コナンは、ドラえもんやサザエさんのように、年を取ることなく、次々と降りかかる事件の解決にいそしんでいる。まるで、元の姿に戻るという、本来の目的を忘れてしまったかのように、人生を謳歌し、次々と事件を解決していくコナンの姿に、「お前はそれでいいのか」と問いかけずにはいられなくなってしまった。


2月15日 マザーツリー

 図書館で借りて、「マザーツリー〜森に隠された『知性』をめぐる冒険」(スザンヌ・シマード著、三木直子訳)を読んだ。カナダ出身の著者は、世界で初めて森の中の樹木が、地中の菌根菌のネットワークを通じてコミュニケーションをとっていることを、科学的に証明した科学者である。木と木の根は、地中で菌根菌といわれる菌によりつながっており、これを通じて炭素や水のやりとりをしているという。

 これまで、異なる種の樹木は、競合関係にあるとみなされてきた。しかし、彼女の研究によれば、異なる種類の木であっても栄養素のやりとりを通じて協力し合っているという。日当たりが悪い等、悪条件の幼木には、特に積極的な支援をする。ある樹木が、虫に食われるなどのストレスを受けたときは、そのことを菌根菌を通じて周囲に知らせることで、周囲の樹木は防御のための物質を分泌する。

 そして、これらのネットワークの中心的な位置にあるのが、本書が「マザーツリー」と呼ぶ古木である。マザーツリーは、地中深くから養分を吸い出し、菌根菌を通じて周囲の「子どもたち」に養分を送る。マザーツリーがその生涯を終えるときには、更に多くの養分を伝達し、いのちをつないでいく。森の木々と地中の菌根菌のありようは、私たちの脳の構造と酷似しており、森全体が知性を持って活動しているように思える。

 本書を読んで、「風の谷のナウシカ」の世界観は、現実世界のものだったのだと思った。「風の谷のナウシカ」では、森が知性を持った生命体のように描かれる。1巻において、腐海に迷い込んだナウシカとアスベルに対し、王蟲が語りかけるシーンがある。

「ワガ一族は 個ニシテ全 全ニシテ個 時空ヲ超エテ心ヲ伝エユク」

 私たちは、人類だけが知性を持っていると思っている。しかし、私たちの常識や時間間隔とは、全く異なる形の知性が存在するのかもしれない。

↓TEDの動画
https://www.youtube.com/watch?v=dRSPy3ZwpBk
https://www.youtube.com/watch?v=breDQqrkikM


2月4日 ボイラー技士試験

 今日は、ボイラー技士試験を受検した。試験会場は、自宅からちょっと距離はあるものの、自転車で行ける範囲である。今冬最強寒波が来ており、雪が舞う中、カッパを着て自転車で試験会場に向かった。

 試験は午後からなので、早めに行って会場の近くのミスタージョージでハンバーグを食べた。父とオンライン将棋をしながら雑談をしているとき、「ケンミンショー」か何かでやっていて、久留米には注文したらすぐに出てくるハンバーグ屋があると言っていた。父は、私よりも久留米の食べ物に詳しくなっている。

 ランチのハンバーグセットを注文すると、1分もせずに「お待たせしましたー」といって、ハンバーグ定食が出てきた。いやいや、ちっとも待っていない。吉野家よりも早く出てくるのでびっくりした。ハンバーグはふっくらとして美味しく、ご飯やみそ汁もお代わり自由で、良い店だと思った。

 試験時間は3時間であったが、1時間経過すれば退出してよいことになっていた。40問の5択問題をマークシートで回答するだけなので、3時間もかからない。知識を問う内容が多いので、3時間じっくり取り組んだからと言って、点数が上がるとも思えない。1時間ちょっとで回答を終え、再確認をして退出した。試験はまず間違いなく合格するであろう。

 帰りに図書館で予約していた本を借りて帰宅した。しばらくは試験勉強のため本を読んでいなかった。ようやく読みたい本が読める。


2月2日 囲碁動画

 土曜日の朝、優一と囲碁対局をしようとしたら、優一がタブレット端末を持ってきて、机にセットし始めた。私との対局のようすを、動画に撮りたいという。特に気にすることもなく、30分くらいで対局は終わり、動画を確認したところ、爆笑であった。優一は次々の暴言を吐いたり、突然叫びだしたり、我が家の日常の光景ではあるものの、改めて動画で観てみると非常に面白い。

 せっかくだからと思い、無料の動画編集ソフトで編集して、13分程度まで短縮してみた。優一に見せたところ、さすが普段からYoutubeを見まくっているだけあって、ここはこうしたほうがいい、などのアドバイスがどんどん飛んできた。

 優一の同意も得てYoutubeにアップしたところ、優一は視聴者数はどのくらいになったとか、イイネが何個ついたとか、楽しみにしている。囲碁を知らなくても笑えると思うので、ぜひご視聴ください。

↓親子囲碁教室に通う初心者父子がワーワー言いながら対局する動画
https://www.youtube.com/watch?v=vWZJosjEXPk

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