2025年
8月のつぶやき
8月15日 雑貨屋へ
今日は、サチコと自転車で、約14km離れたところにある雑貨屋「ギャラリーはくすい」に行った。サチコは、最近洋風の建築や雑貨に興味を持っており、インターネットで見つけて行ってみたいと言っていたのである。かなりの距離があるが、行けなくはない距離である。片道およそ1時間くらいであった。
真夏の道を自転車で走れば、気持ちよかった。途中、宝満川の土手や広大な田んぼの一本道を走れば、夏を全身で感じている感覚がする。行きは、基本的にゆるやかな上り坂で、途中何度も水分摂取をしながら進んだ。

宝満川の土手を走る
「ギャラリーはくすい」は、サチコの趣味にぴったり合うお店のようで、店の空気にひたり、商品を眺めているだけで癒されるらしい。ゆっくりと時間をかけて味わっていた。
商品を購入する段階になると「父親に見られながら選ぶのは嫌だ」ということで、私は2階のカフェスペースででアイスコーヒーをいただきながら、のんびり待っていた。2階の窓から外を眺めていると、正面にイタリアンレストランがあった。調べれば、「イタリアン アンテェナアト」という店らしい。

2階からの風景。私達の自転車も並んでいる
昼食はここで食べようということになり、店に入れば、「あんぱん」でヤムおんちゃんが焼いていたような石焼き窯のある、本格的なレストランであった。Tシャツ・短パンで入っていいような雰囲気ではなかったが、意外に値段はリーズナブルで、マルゲリータピザをふたりで分けて食べれば満足した。
帰りは、基本的に下りなので楽であった。久しぶりのサチコとのお出かけは、私にとっても楽しめた。

ギャラリーはくすい前にて
8月14日 静かな夏休み
今年の夏季休暇は、静かである。月曜日は、下に書いた通り、優一と遊びに行ったものの、火・水は子供たちが友人たちと遊びに行ったため、親は家でのんびりと過ごした。私は、これを機に「ぷよぷよ」を強くなろうと思い、集中して研究している。妻は、「リングフィット」なるフィットネスゲームで、汗を流している。
「ぷよぷよ」は、私が中学生の時にスーパーファミコン版が発売され、発売日に自転車で買いに行ったのを覚えている。そんな思い入れもあり、細々と練習をしているが、なかなか強くなれず、オンライン対戦をすると、たいていボコボコにされる。研究して試合に臨んでも、思うように操作できない。めちゃくちゃ強くならなくても良いので、せめて勝ったり負けたりして楽しめるくらいには実力をつけたい。
妻は、「リングフィットをやったら体がおかしくなった」といって、自室でへばっていた。健康になれるはずのゲームで、体調をおかしくすることもあるらしい。
これまでは、休日は家族で過ごすのがベースになっていたが、親は親、子供は子供たちで過ごすスタイルにシフトしていく。それを受け入れ、楽しんでいかなければならない。
8月11日 リアル脱出ゲーム
今日は、優一とふたりで天神まで名探偵コナンの「リアル脱出ゲーム」を体験しに行った。「リアル脱出ゲーム」がどういうものかもよく分からなかったが、太鼓の練習に行くときに西鉄電車の駅にポスターがあり、コナン好きの優一が興味を示していたのである。
会場に行けば、6人用のテーブルが36組ぶん用意されており、同じテーブルのメンバーがチームとなって謎解きに挑戦することになっていた。子供たちばかりかと思いきや、参加者のほとんどが大人であった。私たちは、子供向けの「for kids キット」を申し込んで、子連れの親子3組とチームを組んだ。
正面のスクリーンに映し出された映像と、会場にいる司会者やスタッフのやりとりで話が進んでいく。アニメーションのキャラクターと、実在の人物が会話をしながら進行していくのは、新鮮な感じがした。
謎解きは、テーブルに用意された壊れた無線機を修理するパズルや、周囲の状況から犯人を推理するような要素が含まれ、大人でも結構難しいと思う内容であった。同じチームの、昨年に続き2回目の参加という、4年生の女の子がリードして、次々と謎を解明していった。優一も、何をしていいか分からないといった場面もあったが、それなりに楽しんでいるようであった。
私たちのチームは、犯人が誰かまでは分かったものの、最後のミッションまで達成することは出来なかった。最後までいけたのは、36組中わずか4組ということで、リアル脱出ゲームというのは、ほとんどが最後まで行けないというのが通常らしい。私たちは、達成度としては、80%くらいであり、満足の結果であった。
8月10日 おわら風の盆
「おわら風の盆」は、富山県八尾町で毎年9月1〜3日にかけて行われる祭りである。胡弓と三味線の物悲しい伴奏に合わせて、渋い唄を歌い、揃いの浴衣を着た若い男女が編み笠で顔を隠して踊る。大規模な祭りとしては、こんなに静かな雰囲気のものを他に知らない。
私がおわら風の盆を観にいったのは、学生のころ、今から20年以上も前であった。近くまで車で行くことは出来ず、離れた場所にある駐車場に車を停め、シャトルバスで会場に向かう。小さな町に観光客が押し寄せる。今は、インバウンドで更に人が増えているかもしれない。
私たちは、最後のシャトルバスが発った後も、八尾の町をうろうろし、朝まで過ごした。観光客がほとんどいなくなった八尾の町の雰囲気は、一変する。観光客のための「魅せる」踊りをしていた踊り手たちは、自分たちのために思い思いに踊る。そんな様子は、かつてまつり見聞録に記録した。
若いからできた上記の旅であったが、今ではYoutubeで検索すれば、深夜の町流し含めて、視聴することができる。便利な世の中になったものである。
MIDI演奏で作ったおわら風の盆を、当時撮った写真とともにアップした。
https://www.youtube.com/watch?v=8XvRu6e-27o
8月7日 宅配ボックス
最近、ウチのマンションの入り口に、宅配ボックスができた。ボックスは大きさの異なるコインロッカーのようなものが10個くらいある。これまで、ネットで注文した荷物を受け取る際は、妻にお願いするか、休日に自分で受け取るかしていた。今回、初めて宅配ボックスを使用してみた。
きちんと届いて、開錠できるかドキドキしたが、結果、非常に快適であった。配達が完了したら、荷物を入れたボックスの番号と、開錠のための暗証番号がLINEに送られてくる。いつ来るかと、そわそわすることもなく、心穏やかに過ごせる。運送会社にとっても、再配達をする必要が無い。
これからも、宅配ボックスを積極的に使おうと思った。
8月4日 ゆめぎんがへ
日曜日は、優一のガールフレンドのミハルちゃん家族と、佐賀にあるゆめぎんがに行った。車はミハルちゃんの母が出してくれ、私たち一家は何から何までやってもらう形となった。
ミハルちゃんとその妹のチハルちゃんは、男性アイドルグループの「Snow man」にハマっているらしく、行きの車の中で、音楽をかけながら「推し」について色々教えてくれた。ミハルちゃんの推しは「目黒蓮」、チハルちゃんの推しは「佐久間大介」で、その他の7人のメンバー含め、フルネームから特徴まで全て記憶していてすごいと思った。私は、上記の2名は覚えたが、他はとても覚えられない。
「ゆめぎんが」では、宇宙の脱出速度に達するためにひたすら高速で足踏みをするアトラクションなど、ハードなものもあったが、子供たちは疲れを知らずに遊んでいた。忍たま乱太郎のプラネタリウムでは、リクライニングシートを倒して天空を見上げれば、すっかり気持ちよくなり、ぐっすりと眠ってしまった。
帰りの車の中で、ミハルちゃん以外の子供たちは眠ってしまったが、彼女は起きていて、指編みで携帯のストラップ等を作ってくれた。5分くらいで手早く作るのに驚いた。色々な話をして、会話のレベルが優一とは次元が違うと思った。まるで、大人と話しているような感じになる。その違いは、「自分がしたい話」をするか、「人が聞きたい話」をするかの違いに思えた。どちらが優れているとかではなく、成長する方向が違うのである。そしてそれは、成長するにつれ全方向に広がり、大人に近づいていく。
ともあれ、何から何までお世話になった小旅行であった。ミハルちゃん一家に感謝!である。
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