2004年
10月のつぶやき




10月31日   徹マンをする
 昨日の夜、ダイスケサンの家に行った。思い付きで呼び出されて、思い付きで行った。行くと、ダイスケサンとボンサンとケイジとユキが、マージャンで盛り上がっていた。

 私はこれまで、マージャンをやる人の気が知れなかった。頭を使うゲームを、酒を飲みながら、しかも徹夜でやるなど、考えただけでしんどいと思っていた。それでも、折角だからと思い、ルールをボンサンに教えてもらった。ルールは難解で、中国語の為分かりづらかったが、とりあえず基本的なところは覚えた。

 実際やってみると、楽しかった。奥の深いゲームだと思った。まだ思うように打てないが、打てるようになればきっと楽しいと思った。

 結局朝まで打ち続けた。酒も飲んでいたのに、意外と眠くならないのが不思議であった。そのまま一睡もせずに笛部の練習に向かった。


10月23日   民研OBOG総会
 昨日は民研のOBOG総会であった。懐かしいメンバーが一同に会した。

 乾杯の前にいつものように「乾杯の歌」を歌ったところ、「この歌を訳したのは私です」という人が現れ、びっくりした。昔の民研はいろいろやっていたんだと思った。

 現役による「木遣太鼓」「八木節」もあった。いい演奏だと思った。もう発表会は見に行かなくていいと思っていたのだが、今日の演奏を見て、今年も見に行こうと思った。しかし、先生方の挨拶では現役が不満だみたいなことを言っており、微妙な雰囲気で話を聞いていた。

 合唱では、私は「大漁歌い込み」(宮城県民謡・小平時之介編曲)の指揮をやった。歌おうとすると、石渡先生がこの歌の編曲者に会った時の話を始めた。

 「冒頭の部分はユニゾンにした方が音楽的にいいのに、なぜ3度の和音が使われているのか」と聞いたところ、「歌い手の思うように歌ってください」と言われたらしい。

 私は驚いた。冒頭の部分はユニゾンだと思っていたし、ずっとそう歌ってきたからである。しかし、楽譜を見ると確かに3度の和音になっていた。そして、実際歌ってみると、耳慣れない不自然な響きがした。後で家に帰って自分の使った楽譜を確認すると、誰かが直したのか、ユニゾンに修正した跡があった。

 単なる誤植か、楽譜の書き間違えではないかと思った。編曲者が「歌い手の思うように和音を変えても良い」などと言うのは変だし、節操がない。

 終わった後は飲み会に行った。飲んでいると、大きめの地震が来た。新潟で震度6の地震があったらしい。今年の新潟は厄年だと思った。新潟県職員のタザワに電話したところ、不機嫌な声で「大丈夫だ」というような意味の返事が帰ってきた。

 そのまま結局朝まで飲んだ。朝まで飲むのは本当に久しぶりなので疲れたが、非常に楽しいひとときであった。朝方になると、シゲオが道路で寝ている姿など、懐かしい光景が見られた。

 飲み会が終わった後、ヤマダイが「まだ飲みましょう」と言うので、部室で飲むことにした。同意したメンバーは、シゲオ、シンジクン、私の3人である。ヤマダイは先に原付で、私たちはタクシーで学校に向かった。

 酒を買って部室に着くと、ヤマダイが表で寝ていた。そして、駐車場には名古屋人3人が車中で寝ていた。車中の3人を起こそうと、車をノックしていたら、3人は揃って本当に嫌そうな顔をして、ハエでも追っ払うかのように手をブラブラ振っていた。

 仕方なく、ヤマダイを起こして部室に行ったら、ヤマダイとハンベイはすぐに寝てしまった。シンジクンと缶ビールを1本空けたら、ヤマダイが起きだした。酒を勧めたが「飲みたくない」と言ってユキに電話をした。ユキの家に行こうとしたのである。しかし、断られたらしく、しゅんとしていた。その後、私もだるくなって寝てしまった。

 10時頃起きると、言い出しっぺのヤマダイはいなくなっていた。シゲオとシンジクンも起きてきたので、帰ることにした。結局何をしに来たんだろうと思った。

 シゲオとぶつぶつ言いながら和田坂を降りた。これもある意味懐かしいが、したくもない体験である。


10月19日   「牛角」三昧
 10/15〜10/19の間、焼肉チェーン店の「牛角」が感謝祭をやっており、カルビ、トントロ、ビール、キムチなど10品目が半額となっていた。私は、ここぞとばかりに昨日、今日と2日連続で「牛角」に行った。

<月曜日>
 昨日は、会社帰りに今年入社の新人男女2人とともに、3人で所沢の「牛角」で食べた。

 帰りが遅かった為、所沢に着いたのは10時半であった。終電は12時頃であり、あまり時間は無かった。

 「追加注文しているヒマは無い」ということになり、半額の10品目をそれぞれ3人前くらいずつ注文した。

 はじめは談笑しつつ楽しく食べていたが、時間がたつにつれ、「終電がやばい」雰囲気になってきた。肉は予想以上にたくさんある。新人の女の子は肉が食べられないらしく、新人男と私で肉をどんどん食べた。

 肉の味の違いなども関係なく、とにかく男2人は「肉処理班」として食べまくった。そして、女の子は「海老、エリンギ処理班」として、大量の海老とエリンギを食べていた。

 なんとか終電ぎりぎりに滑り込み、無事帰った。

<火曜日>
 今日は、仕事帰りにひとりで最寄り駅の牛角へ行った。昨日の肉が残っており、若干胃が疲れていたが、滅多に無いチャンスなので、行った。今日も帰りが遅く、閉店ぎりぎりである。

 昨日とは違い、落ち着いて味わいながら食べた。注文も控えめにした。それでも腹いっぱいとなり、満足して店を出た。

 料金は昨日の約半額。昨日食べた量が自分で信じられなかった。


10月11日   芸術の3連休
  <YTB練習>
 昨日はYTBの練習に参加していた。14日にステージがあるので、ここ3週連続で練習している。YTBの定番メンバーの他にセツとユキが手伝ってくれることになった。

 セツは「10分くらい遅れます」という連絡があった30分後くらいに現れた。ヘッドフォンをはじめいろいろな機器が体中に取り付けられており、体の至る所からコードが出ていた。

「まるで未来の人類みたいだな」と言ったら、
「これでずっと秩父屋台囃子を聴き続けているんですよ」

という答えが帰ってきた。

 練習では、久しぶりに学生時代の撥さばきが出来るようになったなと思った。先週まではどうも体が重いし、リズムには合わせられないしで、衰えを感じていたのである。

 秩父を3回くらい通した後、久しぶりに手の皮が剥けた。と思ったら、ユキの手と撥が血まみれになっていてもっと驚いた。彼女は「体の準備はしてないけど、心の準備だけはしてきた」らしく、確かに活き活きと演奏していたが、体がついていかなかったらしい。

 ともあれ太鼓は楽しいなぁと思った。


<NHK合唱コンクール全国大会>
 今日は渋谷のNHKホールに全国高校合唱コンクールを見に行った。8人くらいでぞろぞろ見に行ったのだが、渋谷に着いたときには開演間近であった。

 遅刻して1本あとの電車に乗ったセツとハチ公前で集合したところ、なかなか現れない。業を煮やして電話したところ、「もうハチ公にいます」という返事があり、ハチ公前をくまなく探していたら、改札の方から悠々と現れた。

 さらに、遅刻寸前なのに、セツとモリモトは屋台で食い物を買い始めた。私たちは先に行っていることにした。先にNHKホールに着いて待っていたユキは怒り気味で、「遅刻したら必死で練習した高校生達に失礼だ」みたいなことを言っていた。ユキは高校時代、このコンクールで金賞を取るという経験をしているので、人一倍思い入れが深い。

 なんとかぎりぎり滑り込みセーフとなり、中に入った。演奏はどれも素晴らしかった。しかし、今年の課題曲はかなり重く、難解であった。そして、自由曲はさらに難解な曲ばかりなので、「普通の曲を聴きたい」とみんなで言い合っていた。変態的な曲を歌いこなさないと、全国大会には行けないらしい。最近の「自由曲ブーム」は三善晃、鈴木輝昭あたりらしい。どちらも難解な曲が多い。

 最後の審査待ちは若干間延びしてしまったが、最後の全員合唱も素晴らしかった。そして、なによりも、生放送終了である18:00の5秒前に全員合唱を歌い終えると言う、NHKの手腕に感動した。

 余談だが、今朝、中学の部をテレビで見ていたら、横浜国大付属鎌倉中の紹介VTRで、教育実習生の前で合唱を歌うシーンがあり、そのときに民研の後輩であるマッキーが泣いて喜ぶ姿が写っていた。

 知っている人が全国放送されたので驚いた。


10月9日   台風が来る
 今日は非常に強い台風が近づいている。もうすぐ関東上陸するらしい。電車も運休しそうだったので、今日はリコーダーのレッスンに行く予定であったが、延期することにした。

 だらだらテレビをつけていると、連続テレビ小説「若葉」をやっていた。田中裕子の「かわいいオバハン」役が板についていていいと思った。宮崎の焼酎酒蔵で、母と娘と祖母が美味そうに焼酎をストレートで飲むシーンがあり、それを見ているとなんとなく飲みたくなって、昼からダシ用の煮干を食いつつ焼酎を飲んでいる。

 そういえば小さい頃、ダシ用の煮干をそのまま食べていて、「腹に虫が湧くぞ」と親に脅された記憶がある。それでも、酒の肴としては割安で、塩辛すぎないので、学生時代から愛用している。


10月2日   10月初めのつぶやき
 ついに10月となった。すでに夏の暑さは去り、私の嫌いな冬に突入していく。会社は期の変わり目であり、新たな目標に向かって動き出す。そして今日、イチローがシーズン最多安打の新記録を達成し日本中が湧き上がっている。

 そんな中、私は体調を崩した。頭が痛い。くしゃみと鼻水が酷い。それでも、今日は久々に一日中寮にいたので、部屋の掃除をした。そして、家から持って来たビデオを設置した。ビデオは2台になり、ダビングも出来るようになった。また、古いビデオではNHKしか録画の出来なかったので、新しいビデオが来たのは非常にありがたい。

 片付けをしながら、HNKの「土曜インタビュー」を見ていた。私はこの番組が好きで、暇な時は毎週見ている。今日は、柔道の山下泰裕が出ていた。

 私が「土曜インタビュー」が好きなのは、インタビュアーが「三宅民生」だからである。彼は、以前朝7時からののNHKニュースのアナウンサーをやっていた。

 彼は背は低く、小太りで見かけはかっこいいとは言えない。しかし、彼から発する言葉ひとつひとつに思いが込められているようで、とても惹きつけられるのである。そして、「三宅民生」自身が、今の自分に満足せず、アナウンサーとしてもっと成長したいという気概が感じられる。

 そんな彼に勇気をもらうのである。   

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