2026年
10月のつぶやき




10月6日 なぜ日本が世界に必要なのか

 電子書籍で、表題の本を購入して読んだ。本来であれば、私はこのような題名の書籍は手に取らないが、本書の著者がフランスの歴史学者エマニュエル・トッド氏であることから気になって読むことにした。エマニュエル・トッド氏は、人口統計学という手法を用いて各地域の家族構造を分析することにより、ソ連の崩壊、イギリスのEU離脱、トランプ政権の誕生等を「予言」したことで知られる。私は「西洋の敗北」を読んで、世界の見方が変わった。

 本書によれば、第三次世界大戦はすでに始まっているとする。アメリカはすでに日本を守る気は無いので、日本はアメリカから自立すべきである、そのためには日本は核兵器を保有すべきだというのが、本書の主張である。私は、心情的にも実用上も核保有には反対だが、本書の主張には一定の説得力がある。

 エマニュエル・トッド氏は、フランス人でありながら、基本的にロシア・中国寄りの発言をする。これにより、フランスでは発言の機会は与えられないらしい。ヨーロッパには、言論の自由は無いらしい。耳の痛い話も、自分とは異なる意見も発することができるのが言論の自由である。その点、日本はまだ寛容である。朝日新聞も、エマニュエル・トッド氏の論考を載せていた。それでも、日本が核兵器を保有すべきだと主張するのは、かなりの胆力がいる。

 これからどのような世界になるのか。AIの進化と、右派の台頭あたりが気になるところである。私と家族が生き延びるためにどう振る舞うべきか、少しずつ考えておかなければならない。、

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