2月27日 CDを借りる
久しぶりにツタヤで音楽CDを借りた。私も嫁も最近の音楽はあまり聴かないのだが、最近気になった曲を借りてみた。
アンジェラ・アキ「Home」
昨年末、珍しく嫁と「ミュージックステーション」を見ていた。音楽番組など滅多に見ないくせに、嫁も私も歌には厳しい。人が代わる度に、音程がずれていて気持ち悪いとか、声の伸びが悪くてすっきりしないとか文句を言っていた。SMAPが出てきたなどは、あまりに惨めで可哀想だと言っていた。
そんな中「アンジェラ・アキ」が出てきた時、ふたりでテレビに釘付けになった。なんとなく雰囲気がショウコに似ているというのも理由のひとつだが、何よりも歌が上手い。表現力も歌唱力も抜群で、他の歌手が素人に聴こえるほどであった。CDでは誰でも上手く聴こえるが、生放送では本当の実力が露呈する。アンジェラ・アキは自信に溢れた歌いっぷりであった。更にショウコに似ていることで、私たちの親しみは増した。
ちなみに「aiko」はマミコに似ているというのが我々夫婦の共通意見である。彼女の歌は、ノリのいい曲だが音程が変態的に難しく、なんなく歌いこなす彼女が凄いと思った。
手嶌 葵「ゲド戦記歌集」
最近AUのCMで、気になる歌が流れている。調べてみると、手嶌葵の「春の詩集」というアルバムの「徒然曜日」という曲らしいことが分かった。
彼女の声は、少し哀愁がある。楽器でいえば、古い竹の笛のようである。音色だけでなく、息づかいまでもが繊細に聴こえてくる。ゲド戦記を見に行こうと思ったのは、彼女の歌を聴いたからであり、ゲド戦記があまり面白くなくても、彼女の歌があるからいいと思った。
「春の詩集」が欲しかったのだが、残念ながらツタヤには無かった。仕方なく「ゲド戦記歌集」を借りて帰った。
ここまで書いて、CDの中身を殆ど書いてないことに気付いたが、まあ気にしない。
2月25日 タイムを金で買う
今週末は、会社の陸上部の練習であった。この土日のタイムで、来週の職場対抗駅伝大会の選手が決まるのである。
駅伝選手は5人で、大会では皇居1周5キロを5人で5周する。私の職場では物凄く速い人が2人おり、そこそこ速い人が2人いる。そして、残りの空きひとつを私たち遅い人たちで争う構図になっていた。空きひとつを狙っているのは、先輩のクキタさん、後輩のタカハシ、私の3人であった。
<土曜日>
すでにクキタさんが19分台のタイムをだしており、この日は私と後輩のタカハシがそれを目指すことになった。結果、タカハシが前回から1分もタイムを縮め、トップとなった。
クキタさん…19分46秒 (過去の記録)
タカハシ……19分38秒 (2/24自己新記録)
私……………20分05秒 (2/24自己新記録)
日曜日はクキタさんと私が練習に来るため、タカハシのタイムがひとつの目安になる。私は30秒程度タイムを縮めなければならないが、たった一日でそんなに速くなるとは思えない。
ふと見ると、みんなかっこいい靴を履いている。走るために特化された靴らしく、持つと驚くほど軽い。私が履いているのは普通のスニーカーである。靴を変えただけで速くなるのか聞いてみると、
監督 「なるなる!一分ぐらい縮まるよ!」
タカハシ 「羽が生えたようッスよ!」
かなり眉唾だったが、買ってみることにした。言わば「タイムを金で買う」のである。一日で選手に選ばれるタイムを叩き出すには、これしかない。それに、二日連続で同じコースを靴だけ変えて走れば、本当に靴の効果があるのかが分かる。技術者として、靴の性能確認もしてみたかった。土曜の練習後、コーチとともに御徒町の陸上用の靴専門店に行った。
買った靴は8300円、靴下は一足700円もする。合計9000円の買い物となった。履いてみると確かに軽い。速く走れそうな気がしてくる。「速く走れそうっすね!」と言うと、コーチ曰く
「速く走れそうな『気』になることが大事なんだよ」
走ることなんて、要は気持ちの問題らしい。
<日曜日>
今日が、最後のタイムトライアルである。まずは体慣らしに1周走り、その後本気で1周走ってタイムを取る。
何回やっても、マラソンは辛い。毎度のことながら、始めの2キロくらいでは「やっぱり陸上なんてやめとけばよかった」と、必ず後悔する。いくら靴が良いとは言え、疲れるものは疲れる。
と思っていると、クキタさんに抜かれた。抜かれたものの引き離されることはなく、ずっと10mくらい後ろを付いていった。
最後1キロの上り坂で、先輩の「疲れたときは腕を振れ」という言葉を思い出した。余計疲れそうで嫌だなぁと思ったが、試しに振ってみた。
すると、みるみる速くなり、クキタさんを抜いた。きつかったが、一生懸命腕を振っていると、今度は横腹が痛くなってきた。痛いなぁと思っていると、クキタさんが最後の最後で猛然とスパートをかけて、目の前でゴールした。結局タイムは以下。
クキタさん…19分36秒 (2/25自己新記録)
タカハシ……19分38秒 (2/24)
私……………19分43秒 (2/25自己新記録)
選手には及ばずだったが、満足した。靴を変えただけで20秒も速くなった。さすが9000円するだけのことはあると思った。
2月23日 「超バカの壁」と「ウォンツ」
「超バカの壁」(養老孟司著・新潮新書)の中で、特に印象に残った部分が仕事についての記述である。著者は、最近「自分に合った仕事を探しているから」という理由で働かない若者が多いことについて、以下のように述べている。
仕事というのは、社会に空いた穴です。道に穴が空いていた。そのまま放っておくとみんなが転んで困るから、そこを埋めてみる。ともかく目の前の穴を埋める。それが仕事というものであって、自分に合った穴が空いているはずだなんて、ふざけたことを考えるんじゃない。(中略)合うとか合わないとかいうよりも大切なのは、いったん引き受けたら半端仕事をしてはいけないということです。一から十までやらなくてはいけない。それをやっていくうちに自分の考えが変わっていく。自分自身が育っていく。そういうふうに仕事をやりなさいよということが結論です。
仕事とは、誰か困っている人がいたり、上手くいかないことがあったりして、それをなんとかするために働くのが本来だと思う。学生時代にそんな考えは出来ていなかったが、5年働いてなんとなくそうだと思えるようになってきた。しかし最近、純粋にそう思いながら働けなくなってきたようにも思う。
「ニーズ」と対照的な言葉に「ウォンツ」というのがある。「ニーズ」が消費者の意識化された必要性を指すのに対し、「ウォンツ」は、消費者が意識していない、潜在的な欲求のことで、最近はこの「ウォンツ」を満たすような新たな市場を作るのが流行っているように思う。
しかし、よく考えたらこんなにろくでもないことは無い。誰も必要としていないのに、無理矢理新たな欲求を生み出すことで新製品を売ろうというのが「ウォンツ」の考え方であろう。誰も欲していないのに、余計なことをする必要は無い。「超バカの壁」で言えば、平らな道にわざわざ穴を空けるようなものであろう。そんなことよりも、環境問題・食糧問題等、切迫したニーズに応えるべきだと思う。
どんな仕事をしようか、ということは毎日のように考えている。しかし、それとは別に日々の仕事が目の前にある。目の前に沢山の穴が空いている。まずはそれを埋めながら、ゆっくり考えようと思う。
2月20日 探偵ナイトスクープ
関東ではあまり知られていないが、関西では「探偵ナイトスクープ」という、超人気番組がある。依頼者から来た要望に答えたり、面白いネタを発掘したりする番組である。バラエティ番組をあまり見ない私だが、「探偵ナイトスクープ」だけは、テレビにかじりつくように見入ってしまう。
かつては関東でも深夜番組でたまに放送していたのだが、いつしかゴルフだかプロレスに取って代わられてしまい、今は見ることが出来ないと思っていた。しかし、よくよく調べてみると、今でも毎週やっているらしい。そして今日、ついに数年ぶりとなる「探偵ナイトスクープ」を見ることが出来た。今週の依頼内容は、
★購入した英単語のCDで、「Ecstasy」(エクスタシー)の発音だけが、他の単語と比較して異常に色っぽいので確認して欲しい。
★おばあちゃんの「沖縄でもぎたてのパイナップルを食べたい」と言う夢を叶えてあげたいのだが、おじいちゃんが大の飛行機嫌いなので、一緒に説得して連れて行ってあげて欲しい。
などであった。
やはり面白い!非常に面白かった。バカバカしいのだが、庶民的で依頼者の内容に共感できる。上記のパイナップルのVTRでは、探偵局長の西田敏行があまりの夫婦愛に号泣しており、笑いあり、涙ありの45分間であった。
関東で見たい方は、火曜日午後11時の「TVK」(テレビ神奈川)にロックオン、である。
2月18日 ガッテン流カレー
2週間くらい前、NHKの「ためしてガッテン」でカレー特集をやっていた。番組では、ベテラン主婦数名と若い独身女性がカレーを作り、味を比べてみる企画をやっていた。
ベテラン主婦はさすがに手際よく、かつ彼女らなりの経験から独自の調味料を使うなどして作るのに対して、独身女性はぎこちなく、ルゥの箱に書いてある作り方を見ながら作っていた。
結果、味の採点は独身女性が最も高くなった。市販のカレールゥは、各メーカーが技術力の粋を結成して作り上げた味であり、安易に余計なことをすると、その味のバランスが崩れるのだそうである。
それを踏まえたうえで、「ガッテン流カレー」の作り方を紹介していた。考え方のポイントは、使用する市販ルゥの量自体を減らすことで、自分なりのオリジナリティを入れる幅を作るのである。そして、番組では「4種の神器」である「とうがらし」「バター」「にんにく」「砂糖」を使用したカレーの作り方を紹介していた。
昨日、「ガッテン流カレー」を作ってみた。市販ルゥの使用量は通常の半分である。ミキサーは無いので、多少作り方は変えたが、分量や考え方は守った。
出来たカレーを食べて驚いた。滅茶苦茶美味い。カレーは適当に作るものと思っていたが、意外と繊細で、ちょっとしたポイントが味を左右するのだと思った。これだから受信料はちゃんと払おうと思う。
作り方を見たい方はコチラをクリック。
2月17日 パルクール
今日テレビ番組で「パルクール」なるものの存在を知った。番組では命綱も付けずに壁をよじ登ったり、高いところから飛び降りたりしているネット動画が紹介されていた。フランスに起源を持つ「パルクール」は、今ネット動画で流行っているらしい。
早速検索してみたところ、超人的な動きをする動画がいくつもあった。「Wikipedia」によれば、「パルクール」の定義は「一切の道具を使わず自らの肉体だけで障害を跳び越え、攀じ登り、またその上から飛び降りながら移動するフランスが起源の移動技術体系」らしい。更に、「スポーツや哲学などの幅広い側面を持つ」とあり、奥が深そうである。
それにしても楽しそうである。小さい頃、高いところによじ登ったり、飛び降りたりするのだ大好きであった。球技は苦手だが、アスレチックは得意である。私も小さい頃は「パルクール」をしていた。もしも私が今子供だったら、相当影響されていたに違いない。
これが流行れば、普段の何気ない生活に刺激と興奮がもたらされるだろう。しかし、それと比例して全国で怪我人が増えそうでもある。
2月14日 無題
学生時代、私はサークルばかりやっていた。サークルと言っても滅茶苦茶忙しく、今の仕事よりも忙しかったかもしれない。更に金銭的にもきついため、サークルの合間を縫って深夜バイトや短期バイトを入れた。昼食は金がある時はカップ麺、金が無い時はベビースターラーメンを食べていた。あの頃は懐かしいが、あの頃に戻りたいとは思わない、と言うのが、その頃からの友人であるカオリとの共通意見である。
そのサークルには80人くらいいたのだが、辞めたい、と言う人も少なからずいた。このサークルにいると、他の事との両立はかなり難しい。資格を取るための勉強がしたい、海外旅行がしたい、自分の時間をもっと持ちたい、など理由はさまざまであった。
そんな人たちに対して、先輩は絶対に辞めるなと言った。そんな先輩に私は反対したことがあった。あなたに人の夢を潰してまでサークルに留めさせる理由があるのかと、言った。先輩は私に、もしお前が辞めると言い出したら、お前の家まで乗り込んで行って、縄を付けてでも連れてくると、豪語した。それを聞いて、妙に嬉しく思ったのを覚えている。
ここまで書いたが、上記の話は多少胡散臭い。記憶が曖昧で、半分以上は作り話であろう。
何が言いたいかというと、人の気持ちを理解しているつもりでいても、実は理解出来ていないことは実に多い。本当は理解できる筈が無いとさえ思う。それならば、自分の気持ちををつらぬき、人に押し付けた方が、下手に理解しているつもりになるよりはよほどましであろう。
少し、混乱している。私は最近、世の中には人間が好きな人と、自分の好きな人間のみ好きな人がいると思う。そして私は前者に憧れる。前者は、例えばドジな人や、卑怯な人を見てもそれを面白いと思い、好きなところを見つけるのである。自分もそんな風になりたいと思いつつ、なかなかそうはいかず、自己嫌悪する。
本当に何が言いたいのか、自分でも分からない。今日は書き始める前から支離死滅になることは分かっていた。それでも何かを言いたくて、筆を取った。軽く読み飛ばしてもらえれば幸いである。
2月12日
<レコーディングごっこ>
リコーダー部の練習を終えて帰宅した後、久しぶりにパソコンでレコーディングをして遊んだ。レコーディングと言えば、木遣り唄の男声合唱をひとり4役で録って以来である。
レコーディングと言えば、大掛かりな機材が必要と思われるかもしれないが、遊びでやる分には簡単である。私が用意したものは「Music Studio Standard」というシェアウェア(2000円)の音楽作成ソフトと、1000円くらいのヘッドフォン付きマイクだけである。
まずは上記のソフトで伴奏を作成し、それを流しながらリコーダーを演奏し、録音する。その後、ソフトを使ってリコーダーの音にエコーを効かせてそれっぽくして完成である。
とりあえず、T-SQUAREの名曲をリコーダーで演奏し、録音してみた。若干息切れしたりリズムがずれたりしているが、とりあえず形になった。暇な方はコチラからお聴きください。
<音程とテンション>
今日のリコーダー部の練習で気付いたこと。
「音の高さとテンションは比例する」
即ち、ソプラノリコーダーを吹いている人は基本的にハイテンションで、楽器の音が低くなるにつれて落ち着いてくるのである。吹いている最中、笑い出すのは大抵ソプラノだし、バスリコーダー吹きのへいやーくんはまだ学生なのにとても落ち着いている。
そう言えば学生時代、合唱をやっていた時も、パートによる傾向が確かにあった。以下、私の独断と偏見。
●ソプラノ :超ハイテンション。妄想癖あり。
●メゾソプラノ :ソプラノよりは落ち着くが、基本的にハイテンション。
●アルト :落ち着いていて大人っぽいが、天然系の人が多い。
●トップテノール :やはりテンション高。おしゃれな人が多い。
●セカンドテノール:別名「デノール」。しばしば音が高過ぎて出せず、例外的にテンション低い。
●バリトン :ダンディ。意外に主旋が多く、セカンドテノールよりは賑やかである。
●バス :無口だが地味に面白い人が多い。
だから、新入生が入ってくると、声を聞く前からどのパートになるか大体分かる。パートを決めてくれるヴォイストレーナーのマツニシ先生は、声ではなく顔でパート分けをしているという噂が流れたこともあった。
それにしても、声の高さとテンションが比例するのはなんとなく分かるが、持っている楽器とテンションが関係するというのは不思議だと思った。偶然であろうか。
2月5日 風邪をうつす
沖縄旅行中、風邪で辛かったことは下に書いたが、最近、職場でも風邪が流行っている。見渡せば、周りはマスクをして辛そうに仕事をしている人ばかりである。そして、その風邪の大半は、私がうつしたことになっている。確かに、今職場で流行っている咳を伴う風邪は、私が引きはじめたような気がする。
先週末、私の風邪が後輩の女性にうつった。彼女は、折角計画休を使って3連休を作ったのに、ずっと風邪をひいていたらしい。私は素直に謝った。それにしても、風邪をうつしたことで人に謝るのは、人生で初めてである。彼女も、「まあ、仕方ないです」と私がうつしたことまでは認めていた。
そして今日、後輩男子に移った。彼は今日、わざとらしくマスクをして出社した。私は、週明けに風邪をひいたのなら、私のせいではないと主張したが、彼は先週末私と一緒に退社したことが原因だと言う。
そんな中、そもそも私に風邪をうつしたのは自分だと、自分を責めている先輩も現れた。もう、何がなんだか分からないが、とりあえず私の風邪は快方傾向にある。
2月3日 沖縄旅行記
ご無沙汰しております。先週末から風邪をひいており、更新が滞っていた。先月27日〜29日、風邪をひいたまま沖縄に行ってきた。メンバーはタザワ、イラハ、ミヤチ、シゲオ、ユウノシン、ユキ、私の7人であった。タザワが沖縄のマラソン大会に出場するため、その応援、というのが名目である。
「名目」。旅行前日のイラハとのスケジュールの打合せのイラハの発言が、それを如実に表している。、
「タザワが走っている間は俺たち観光してていいんだよな??」
以下、項目別に内容を記す。
<ルートビア>
沖縄での最初の食事は沖縄独特のファストフード店「A&W」であった。A&Wの定番ドリンク「ルートビア」を皆で飲んだ。「ルートビア」はA&Wの創業者が薬屋の店員だった頃、病気の友人の為に薬草、薬品を調合した体に良い飲み物を作ったのが始まりとされる。沖縄の定番ドリンクだという。
一口飲んで、がっかりした。非常にまずい。膏薬を溶かして飲んでいるような気がする。しかも、お代わり自由である。丁度体調が良くないので、これを飲めば元気になるかと思い、お代わりしてみたが、体調は一向に改善しなかった。

ルートビアを飲んでがっかりする私。イラハデジカメの沖縄旅行記念すべき1枚目となる。
その後、紆余曲折を経て、深夜に入った民謡酒場で本当に沖縄人はみなルートビアが好きなのか聞いてみたところ、苦手な人も多いことを知って安心した。
<沖縄マラソン大会>
さて、本旅行のメインイベントとなる、「タザワ応援」である。前日は明け方の3時過ぎまで遊んでおり、当日は朝7時に起きて会場に向かった。全員コンディションはいまいちである。

左:マラソンが始まるまでだらだらする応援メンツ 中:タザワ走っている間、遊具で遊ぶ応援メンツ 右:記念撮影。この後タザワは休む暇も与えられず観光に連行される。
とりあえず、タザワがスタートする時、応援し、見えなくなったら会場にあるおもちゃで遊んだ。そして、約40分後、タザワのゴールを見届けてすぐに観光へ向かった。タザワは何故沿道で応援してくれないのか、不満そうだった。
<エイサー>
マラソンが終わった後、名護市で「さくらまつり」が開かれており、エイサーのパレードを見に行った。本場のエイサーを見るのは初めてである。
エイサーは、かっこよかった。民研でやったエイサーはあまり好きではなかったが、本場のエイサーは動きも音も全く違う。太鼓はきびきびとして迫力があり、女手踊りは手の動きが優雅で美しい。
そんな中我々が注目したのは「チョンダラー」であった。「チョンダラー」とはエイサーの道化役で、今回ふたりいたのだが、その中のひとりがダケヤンそっくりだったのである。彼は終始だるそうに踊りの列の合間をうろうろ歩き回っていたのだが、その様子がコミカルであった。

エイサーの様子。真ん中は「ダケデチョンダラー」。踊っている最中の動きとは思えないのが面白い。しかし、たまに見せる踊りは上手い。
<ムーンビーチ>
二日目の夜はイラハホテル、ムーンビーチに泊まった。「リゾート」と聞いて連想する光景が、目の前にあった。深夜まで宴会をしたが、タザワが持ってきたアルコール45度の日本酒を飲み始めたら皆次々と寝床に就いた。

左:ムーンビーチの様子 中:プライベートビーチにて。真冬とは思えない。 右:プールでくつろぐタザワ
<美ら海水族館>
最終日はタザワは送り出した後、「美ら海水族館」に向かった。天気は晴れ、東京での5月頃の暖かさであった。
美ら海水族館は、水族館の常識を覆すほど圧倒的な迫力があった。本当に海の底にいるような気になってくる。巨大水槽にはジンベエザメやマンタが悠々と泳いでおり、小さな魚は「魚群」としてあたかもひとつの生命体であるかのように動いていた。

左:美ら海水族館前にて 右:顔ハメするイラハ。冴えない

左:驚く我々 右:名物ジンベエザメ。超巨大。