2008年
12
月のつぶやき
12月28日 大掃除
今日は、家の大掃除をした。大掃除は、会社でよく行われている「5S」に従うと効率がよい。「5S」は、会社で教わった知識の中で、家でも役立つ数少ないノウハウである。
1.整理・・・いるものといらないものを分け、いらないものを捨てる。
2.整頓・・・いるものを使いやすいように並べる。
3.清掃・・・掃除をする。
4.清潔・・・上記の状態を維持する。
5.躾 ・・・言葉のとおり。教育とか?
4と5はまあいいとして、1から3までは、この順に行わなければならない。例えば、先に掃除機をかけてから整理をしたら、また汚れるのは明白であるし、整頓した後に整理するのは、常識的にばかばかしい。
そんなこともあり、我が家のいらないものを捨てるところから始めた。すると、たちまちあたりはゴミの山となった。衣類はクローゼットの手前の方のものしか着ておらず、奥には見たこともない服が眠っていた。薬箱には同じ薬がいくつもあり、風邪をひくたびに同じ薬を何度も買っていることが分かった。「クイックルワイパー」の交換用不織布も、いたるところからこれでもかというくらい大量に発見された。
結局、ゴミ袋10袋ぶんものゴミが出た。大掃除の大半は、捨てることに費やした。そして最後は、今年我が家に来たモンスターマシーン、サンヨー製サイクロン掃除機が唸りを上げ、部屋の汚れは徹底的に吸い取られた。これは本当に、気持ちいいくらい良く吸う。部屋は広く、そして白さが増したような気がした。
この状態を維持しようと毎度思うのだが、しばらくすれば元通りになるだろう。誰かを招待するなら今のうちである。
12月27日 年忘れ
今日は、小倉祇園太鼓の忘年会であった。話の流れで年齢の話になったのだが、私が28歳だと言うと、驚かれた。ずっと、40歳前後だと思っていたと言う。
誠にショックである。私は、実年齢以上に老けて見られる傾向があるがのだが、今年は特に「兄ちゃん」と「おっさん」の境目を感じた年であった。私の実年齢を知った人は、決まって「(年の割りに)落ち着いている」というフォローを入れてくれる。「落ち着いている」と言う言葉は何回聞いたことか。「若気の至り」とか、一度は言われてみたい。
来年は、少し若返ってみたい。せめて、実年齢くらいに見られるようにするにはどうすればよいのか。茶髪にするとか、コンタクトにするとか、美白するとか?あとはスマップでも歌えばいいのであろうか。
12月26日 2008年を振り返って
今日は仕事納めであった。一年を振り返れば、何から思い出してよいか分からないくらい、色々なことがあった。何か書こうと思ったが、何を書けばよいか分からず、とりあえず風呂に入った。
ぼんやりと「つぶやき」を眺めれば、よくも長い間続いているなぁと思う。初めて「つぶやき」を書いたのが、2001年7月28日である。気付けば7年以上も日記を書き続けている。ブログの女王や、鬼嫁を持つ旦那にも負けない長さである。まあ、目標は金婚式のことを書くことであるから、あと45年くらいは続けなければならない。
今年感じたのは、「そろそろどんづまりだ」ということである。仕事も趣味も充実していないわけではないが、人間的な成長があまり無い。人生の次のステージに進まなければならない。
「子供が欲しい」と思えるようになったことが、私たちに訪れた転機であろう。子供を作り、育てることは最大の試練でもあり、最高の幸せだと思う。友人でも先輩でも、子供を持つ親は強いなぁと思う。子供が欲しい。子供のために、趣味も余暇も犠牲にしたい。
「希望の兆しが見えたからこそ、妻とわたしは17年前に子どもをもうけることに決めたのだ」という一文が忘れられない。この一文は「文明崩壊」(ジャレド・ダイアモンド著)の最終章に出てくる。「文明崩壊」は、イースター島やマヤ文明などの文明が崩壊したメカニズムを探ることにより、現代の環境問題の解決方法を模索する問題作である。「環境問題の解決に対して悲観的か楽観的か」という問いかけに対する著者の回答が、この一文である。
子供のことを考えるというのは、こういうことなんだなと数年前の私は思った記憶がある。例えば、50年後の地球はとても住めたもんじゃないことが分かっていたとしたら、子供は作らないだろう。子供を作り育てるからには、ほんの少しでもいいから、未来の世界を良くするための努力をしなければならない。
ずらずら思いつくままに書いてしまった。読み返せば、相当しまりの無い文章である。しかも、ちっとも2008年を振り返っていない。ともあれ今年も一年ありがとうございました!
12月21日 インフルエンザになる
インフルエンザにかかった。記憶に無いくらい久しぶりである。
木曜日、体調不良で早退。風邪をこじらせたものと推測する。会社の忘年会もあったのだが、諦める。帰りに、パブロンと高めの栄養ドリンクを買い、うどん鍋を食べて就寝。体温38.0℃
金曜日、体温が37.5℃まで下がっていたので、快方と判断し出社。運悪く、この日会社で避難訓練あり。震度7の地震発生し、グラウンドへ非難。寒空の下、消防署の方の訓話を聞いていたら体調が悪化、早退して医者に行く。そこでインフルエンザと判明し、タミフルなどを貰って帰宅する。会社に連絡、私と関わりを持った人に注意を促す。家ではひたすら寝る。ありがたいことに、食欲は衰えず、うどん鍋(昨日の残り)を食べる。
土曜日。体温38.2℃。ひたすら寝る。家事その他は妻が全てやってくれた。本当にありがたい。妻と結婚してよかったと、心から思う。
日曜日。体温36.9℃。ほぼ回復。ヒマである。寝すぎて腰も痛い。寝たり起きたり立ったり座ったりして、一日を過ごす。
辛い週末であった。大好会の最終練習も、楽しみにしていたミネムラ家への芋掘りも行けず、残念であった。健康のありがたみを実感した。今は、妻にうつしていないかが心配である。
12月14日 ハンドベルコンサート
今日は、妻と「Pro Arte Bell Ringers」のコンサートへ行った。去年と同様、元リコーダー部で「Pro Arte Bell Ringers」に所属しているまーさんから教えてもらった。
演奏は、素晴らしかった。ハンドベルの演奏は、熟練した職人作業のようであり、複雑な事務作業のようでもある。しかし、そこから紡ぎ出される音は、きちんと曲想を持った音楽として伝わってくる。そして、演奏者の一体感が何とも言えず暖かみがあり感動する。
ハンドベルの数は、5オクターブ分で60個もある。それを12人の演奏者がとっかえひっかえ持ちながら音を鳴らす。指揮者もいないのに、テンポの揺れから音の強弱までついている。まるで一人で演奏しているような一体感であった。
いい一日であった。一足先にクリスマス気分を味わい、家路についた。
12月10日 マザーテレサ
今日、NHKの「その時、歴史が動いた」でマザーテレサの一生についてやっていた。18歳で修道女としてインドのコルカタに赴任した彼女は、最も貧しい人たちのために一生を捧げた。番組では、彼女の行動力と人々に対する深い愛が、周りの人々を動かし、やがて世界を動かす流れを作る様が描かれている。これは正座をして見なければならない番組だと思った。
会社に入った頃は、仕事を通じて社会に貢献したいと本気で思っていた。しかし、いつしかその思いは消え去り、楽をすることや、保身や、余暇を楽しく過ごすことばかりを考えている自分に気付く。マザーテレサが素晴らしいのは、死ぬまで初心を貫き通したことだと思う。たとえ貫き通せなくても、少なくとも初心を忘れてはならない。
ちょっとはマザーテレサを見習わなければならないなと思った。
12月6日 配偶者の呼称
私は、自分の配偶者のことを「嫁」と称している。このつぶやきにもそう書いているし、人と話す時も「嫁」と発音している。
しかし、先日入籍したばかりの後輩と話していると、「嫁」というのは、自分の息子の配偶者を指す言葉であり、自分の配偶者を「嫁」と言うのは誤りである、と言う。確かに、ヨメとシュウトメの関係などと言えば、その定義でないとおかしい。もし、「嫁」が配偶者を指す言葉なら、「嫁と母の関係」と言わなければならない。
気になったので、広辞苑を調べてみたところ、以下のとおり。
@息子の妻。 A結婚した当座の女子の称。新婦。 B嫁した女。妻。人妻。
後輩の言うとおり、息子の配偶者として使用するのが最も一般的のようである。ただ、妻という意味で使用するのも間違いではないらしい。
「嫁」よりも「妻」のほうが、なんとなくしとやかで清楚な印象がある。「鬼嫁」とは言うが「鬼妻」とは言わないし、「新妻」とは言っても「新嫁」とは言わない。これから私も「妻」に改めようと思うが、ちょっと気恥ずかしい気もする。
ちなみに、前述の後輩は、それまで「彼氏」と呼んでいた自分の配偶者を、「旦那」「夫」などと呼ぶのに慣れていないらしく、「夫」と発声する時だけ声が小さくなっているのがほほえましかった。
12月3日 秩父夜祭
今日は、仕事を早めに上がり、職場の後輩とともに秩父夜祭に行った。会社を7時に出て、秩父に到着したのが夜の9時であった。
西武秩父駅に着けば、物凄い勢いで花火が上がっていた。秩父の花火はでかい。近いせいなのか、まわりの景色のせいなのか分からないが、他の花火大会とはスケールが違う。
とりあえず、ビールとおやきを買って団子坂に向かった。団子坂を登る屋台の迫力はやはり凄い。制限時間1時間のなか、屋台の迫力と花火の美しさと屋台囃子を存分に味わい「すげ〜〜」を連発して、写真をたくさん撮り、10時40分の電車で秩父を後にした。
家に着いたのは夜の12時。普通に仕事をしてから夜祭を見られることは、西武沿線在住の最大のメリットだと思った。
12月2日 ワープする宇宙
リサ・ランドールの「ワープする宇宙」(NHK出版)を読んでいる。「5次元時空の謎を解く」という副題のつけられたこの本は、その名の通り次元に関する理論物理学の本である。数式は一切使わずに最新の理論物理学の概念が分かりやすく書かれているということで、話題になっている。
著者のリサ・ランドールは、女性の理論物理学者で、ハーバード大学を卒業後、プリンストン大学、マサチューセッツ工科大学、ハーバード大学で終身在職権を持つ初の女性大学教授として活躍している。しかも、写真を見る限り、美人である。この意外性が話題になった要因のひとつとも言える。
内容は、非常に面白い。少しずつしか読み進められないが、分かりやすい。噛み砕いて書かれているのに、言葉の定義や論理が厳密なのは秀逸だと思った。2900円と高かったが、これでしばらくは読む本に困らないだろう。
12月1日 12月はじめのつぶやき
今日から12月である。前にも書いたとおり、私にとって11月までが秋で、12月からが冬である。今日から冬ということもあり、私の中の色々な規制緩和があった。以下が秋の自主規制。
・重ね着は2枚まで
・マフラー、手袋などの防寒具は身に付けない
・暖房、ホットカーペットは使わない
・食器洗いや洗顔でお湯を使わない
何度も書いているとおり、私は寒さに弱い。しかし、寒いからと言って厚着をしたり暖房を使ったりすれば、更に寒さに弱くなり、結局真冬に寒い思いをすることになるはずだと思い、上記のような自主規制を行ってみた次第である。
今日は、重ね着を3枚し、マフラーを付けて通勤した。思ったよりも暖かい。去年の私よりも、寒さに強くなった気がする。
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