2010年
2月のつぶやき
2月27日 フルート
最近、ボーっとしてふと気付けば、不本意にも仕事のことを考えてしまっている。仕事の夢を見ることも多く、朝早く目覚めすぎた後などは、仕事のことをぐるぐると考えてしまい、二度寝できなくなってしまう。
別に、仕事でストレスを溜めているわけでもなく、むしろ楽しくやっている方だと思っているので、特に心配は無い。むしろ、プライベートの方に原因があると思われる。異動してから、太鼓にもリコーダーにも触れる機会があまりなく、生活の殆どは仕事をするか、寝るか、テレビを見るかのいずれかになっている。ここでは、ゴルフ、サッカー、スノボー以外で、同じ趣味を持つ仲間を見つけるのは非常に難しいのである。
今日は、久しぶりにフルートを吹いてみた。前述のSTOnightやら第九やらでフルートいいなぁと思ったのである。音域は3オクターブ、音の強弱も付け易く吹いていて飽きない。リコーダーと比べて表現の巾は圧倒的に広いと思った。教室に通って練習してみたい、リコーダーの教室は無くてもフルート教室ならあるだろうと思った。
早速ネットで検索してみたが、見当たらなかった。もう少し探してみようと思う。
2月21日 第九
土曜日は、生まれてはじめてベートーベンの第九を聴いた。会社のオーケストラ部の演奏会があり、妻と共に聴きに行ったのである。以前、同じ職場にいた後輩も出演しており、その応援も兼ねていた。
演奏時間は70分と長いにもかかわらず、そんな時間を感じさせなかった。第一楽章の、宇宙を思わせるような無機質な音から、第四楽章の人間味溢れる歓喜の歌に昇華していくさまは、圧巻である。これまでオーケストラの演奏を何度か聴いたが、全体的な構成が良く分からず散漫と聴いてしまい、なんだか分からないうちに終わることが多かった。しかし、第九においては、オーケストラを普段聴かない私が、予備知識なく聴いても十分に理解でき、感動することができた。ベートーベン凄いと思った。
他と比べることができないので相対的な評価はできないのだが、演奏もすばらしいと思った。合唱団は、わずか半年くらい前に社員とその家族から募集して結成された。初回の練習に見学に行ったのだが、合唱経験者は殆どおらず、発声や音取りもままならない状況であった。それでも今日の演奏は見違えるようで、その初々しい声が溶け合うように響くさまは、少年合唱を思わせるような独特の味わいがあると思った。むしろ、ゲスト出演したプロのほうが少々残念なほどであった。
オーケストラも、気合の入った演奏と言う感じがして、伝わってくるものがあった。学生などとは違い、幅広い世代がいるなかで曲想をまとめ、仕上げていくのは至難の業だと思われる。それでも、たった一回の演奏のために努力してきた演奏というのは、アマチュア独特の輝きがあり、いいなぁと思った。
2月14日 危険物取扱者試験
昨日は、乙種第四類危険物取扱者試験を受けに行った。試験内容は、法令、物理・化学、危険物の性質の3種からなっており、法令は面倒臭い法律を暗記するだけなのだが、よく読むと面白いところがある。私のお気に入りは「警報設備」と「第五種消火設備」であった。
「警報設備」とは、以下の5種のことを指すらしい。
・自動火災報知設備
・消防機関に報知できる電話
・非常ベル装置
・拡声装置
・警鐘
指定数量10倍以上の製造所等にはこのうちどれかひとつを備えなければならない、と教科書は言う。消防機関に報知できる電話とは、普通の電話のことなのだろうか?消防機関に電話できない電話なんて、この世にあるのだろうか??拡声装置って、朝礼とかで使う拡声器のこと??そんなものを「これが『警報設備』です」と堂々と言っちゃっていいの???疑問は尽きない。
そして、警鐘が凄まじくレトロである。「警鐘」という言葉は、比喩的表現以外では聞いたことが無い。火事が起こった際、これを打ち鳴らして危険を知らせるというのは、あまりに前時代的な気がする。それでも、「以下のうち報知設備でないものはどれか」などの問題が出て、「サイレン」などがこっそり紛れ込んでおり、いたいけな受験生を騙すのである。
第五種消火設備とは、以下を指す。
・小型消火器
・水バケツまたは水槽
・乾燥砂
・膨張ひる石または膨張真珠岩
バケツや砂が「消火設備」という極めて専門的な設備に含まれていることに驚いた。そして「膨張ひる石」なんて聞いたことが無い。更には、移動タンク貯蔵所(=タンクローリー)には第五種消火設備を備えなければならないのだが、その基準が凄まじい。
・小型消火器2個以上
・または150L以上の乾燥砂+640L以上の膨張ひる石等
150Lの砂と640Lの石を積んでいるタンクローリーなんて見たことが無い。こんな面白いことを誰が考えるのだろうか。私の妄想は尽きない。
とまあ、楽しく試験勉強をしていた私だが、受かるかどうかは分からない。試験を終えた今、ガソリンスタンドを「給油取扱所」と呼ぶ癖がついてしまった。「給油取扱所の犬走りの高さは0.15m以上」というのが印象的である。
2月11日 白河だるま市
今日は、妻と「白河だるま市」に行った。「白河だるま市」は、年に一回の有名な市で、白河の人は毎年だるま市でだるまを購入するらしく、多くの人が訪れていた。
サイズは18種類で、300円小さいものからから17000円の特大サイズまである。店の人によれば、白河だるまの製造元は「佐川家」と「渡辺家」のふたつであり、佐川家のほうは手書きで描かれるため、全てのだるまが微妙に異なるのに対し、渡辺家のほうは印刷であり全て同じ仕上がりだという。伝統的な味わいを好む人は佐川、きれいな仕上がりを好む人は渡辺を選ぶらしい。
私たちは、オッサン臭い味わいのある佐川のほうが好みだと思い、佐川の「へ」のサイズ(2800円)を購入し、「安産祈願」「家内安全」の文字を入れてもらった。
その後、白河ラーメンの名店「カネダイ」へ。およそ7年ぶりに訪れた「カネダイ」は、立派になっていた。以前よく行っていた時は、民家を改造したもの、というよりは完全な民家であり、人の家にお邪魔してラーメンを戴く、といった雰囲気だったのだが、久しぶりに行く「カネダイ」は、普通のラーメン屋になっていた。味は相変わらず美味しく、無料でライス、ところてんが付いており、お腹一杯になって「カネダイ」を後にした。
帰る途中、あろうことか大事な白河だるまを落としてしまった。家に帰って確認すると、底部が破損している。これは縁起でもないと思い、以前太鼓の皮の修復にも使用したスーパー接着剤「セメダインスーパーEX」を用いて急いで修復した。
そして現在、白河だるまは妻により左目が書かれ、テレビの横に鎮座している。無事出産したら、右目を書こう。
2月10日 また降る
しばらく暖かい日が続いたと思ったら、また雪が降り始めた。仕事を終えて車に乗ろうとすると、窓にうっすらと雪が積もっている。まだ降り始めなので、ワイパーを使えばフロントガラスの雪は簡単に落ちた。
運転をし始めると、右のドアのガラスにも雪が積もっており、横が見づらいことが分かった。そこで、一旦窓を開け、再度窓を閉めれば雪が取り除けるのではないかと考え、ドアをめいっぱい開けてみた。
すると、窓に積もっていた雪は、その位置のまま保持されており、非常に不安定な薄い雪の壁となった。数秒そのまま保持された後、その雪の壁は私のほうに倒れてきて、手や足にかかった。
非常に冷たかった。
2月6日 大雪の日
今日は、大雪であった。それでも、せっかくの土曜日だから出かけたくなり、妻と車で出かけることにした。車まで行って、車に積もった雪を取り除くだけで一苦労であった。
まずはガス屋にガス代を払いに行き、蕎麦屋で蕎麦を食べた。そして、近くの景勝「雪割橋」に向かった。しかし、当然のことながら、雪割橋にも観光客はひとりもおらず、売店のオッチャンがひとり雪かきをしていた。オッチャンと二言三言冗談を言い合って、雪割橋を後にした。
雪割橋からの帰り道、ツタヤに行くとすごく繁盛していた。昨年の「つぶやき」にも書いたとおり、クレヨンしんちゃんの映画「あっぱれ戦国大合戦」が見たくて毎日のように足を運んでいるのだが、いつも貸出し中なのである。今日も全て貸出し中だったので、代わりに映画「ハゲタカ」を借りた。
やはり「ハゲタカ」はかっこいい。無駄なハードボイルドぶりがたまらない。小説とは違った面白さがある。しかし、ドラマ版と比べると少々やっつけ感があるなぁと思った。
2月2日 身篭る
先日、妻が身篭った。現在2ヶ月目である。昨年12月の「つぶやき」に書いたとおり、流れ星への願いが早々に叶ったことになる。さすが流れ星の威力は凄いなどと思っていると、妻は妻で「正月の三社参りが効いた」と言っている。何が効いたかはよく分からないが、ともあれ妻が身篭った。
ともあれ本当に嬉しい。
これからは妻の健康と、元気な子供の出産を祈るのみである。
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