無伴奏混声合唱のための「十の詩曲」より 十番
歌
作曲 W.ホイットマン
作詞 D.ショスタコーヴィッチ
死せる者に涙持て悲しむをやめよ
強く立ちて進むもの
受けてよ我が歌
倒れし者過ぎし日の歌を歌わしめん
胸に燃え立つ炎は 怒りを秘めつつ
涙ぬぐい戦士等の勲称えつつ
固き腕差し伸べて 我等誓い立てん
倒れし友の心継ぎ 我等築き上げん
世界の幸求めつつ 固き礎を
世界の幸求めつつ 固き礎を
眼高く悲しみの 霧の彼方見よ
夜明けすでに近づきて 沸きあふるる歌
行け我が歌流れゆけ 高く流れゆけ
若き力栄えあれ 進め若者よ
飛びゆけ歌天駆ける 自由の鷲のごと
働くもの栄えあれ 自由の鐘響く
ゆけ我が歌いや高く 闘いの中に
すべての命育みぬ 母なる我が大地
峰を越えて海越えて 友よ手を結ばん
喜び満ち 春もはや我等共にあり
雪は深く地に満ちて 河も凍るとき
大地深く生きずける 若き命見よ
聞け彼方の山並みを どよもす雷
すでにも春は近づき 湧き上がる歌よ
清かに朝風は吹き よみがえる調
小川の水は青みて せせらぎは歌う
花咲く春とともに
大空高く 我等導く歌声よ
響き渡れいざ
我等導く歌声よ
響き渡れいざ