ヴォルガの船曳き唄
ロシア民謡
エィウフニェム エィウフニェム
私たちが白樺を巻き戻そう
もう一息だ エィウフニェム
私たちは岸辺を歩き、太陽に向かって歌おう
アイダダアイダ アイダダアイダ 太陽に向かって歌おう!
エィウフニェム エィウフニェム
ああヴォルガ河 母なる河よ
なんと親愛なる流れであろう
エィウフニェム エィウフニェム
もう一息だ エィウフニェム

「ヴォルガの舟曳き」(レーピン)
この歌は、帝政ロシア時代のヴォルガ河の舟曳きたちによって歌われた歌です。当時、すでに蒸気船があったにもかかわらず、ただのように賃金の安い農奴たちを使って、巨大な船を曳いてヴォルガ河を登らせました。彼らはボロ布のような衣服をまとい、辛い労働に耐えました。私は一度だけ、ヴォルガの舟曳きの動く映像を見たことがあります。「映像の世紀」というNHKの番組で、ほんの一瞬の映像でしたが、数十人の人で、信じられないくらい巨大な船を引っ張っていました。舟曳き達の表情があまりに強烈で、テレビに釘付けになった記憶があります。
この曲が有名になった最初の頃は、ソロで切々と歌うのが主流だったようですが、時が経るにつれ、壮大に力強く歌われるようになってきたそうです。
私にとってこの曲は、夏合宿を思い起こさせます。この曲を聴くと、鈴荘の感触を思い出します。未だに暗譜で完璧に歌える曲って、なぜか一年の時の合唱曲ばかりですね。
ちなみに「エィウフニェム」は「エンヤコーラ」という意味、「アイダダアイダ」は「さあ行け」みたいな意味です。
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